ここ数日、日本は携帯の「ナンバーポータビリティ」の話でもちきりのようですね。ブルガリアではSIM(シム)カードを差し替えれば新しい携帯になっても同じ番号のままなのであまり番号を気にしていないようです。(でも、やはり携帯会社を変えるときに番号がそのままというわけにはいきません。だって番号の最初の4桁が会社によって決まっているからです。)
おしゃべり大好きブルガリア人の最近の必須アイテムとも言えるモビレン・フォン(ケータイ)です。固定電話(ドマシェン・フォン=家の電話)もあれば便利なのでしょうが、新しく設置するとなると140レバ(=10000円)工事費用がかかり、しかもすご~~く待たなければなりません。しかも工事を待っている間も電話料金を取られる(!?)らしい。 固定電話の契約形態もいくつかあります。ひとつは月11レバ(770円)の基本料金で規定量以上になると一分7円あまりの「普通に使う」人向けの契約。もうひとつは月6レバ(420円)で規定量を超える通話をすると1分21円(日本よりも高い!)という「待ち受け専用」という人にお勧めのもの。ちなみに以前住んでいたソフィアのアパートの電話はこの契約でした。大家にインターネットを(ダイアルアップで)使うから契約を変更しておいてくれ、と頼んだのですが、ずっとそのままにしてあったので、請求をもらってビックリ!! 何と電話代に一月350レバ(25000円くらいかな?)フットビました。
いずれのプランにしてもトータルでみると携帯の料金とそんなに差はありません。最近、ブルガリアでは3番目の携帯会社が参入しました。それもあっていろいろサービスも増え、携帯のほうが便利になったと感じている人も多いようです。たとえば最近のウリはコレ、「i-mode」。パンフレットの裏にはちゃんと、「NTTドコモの登録商標」と記されています。(このリンクで「i-mode map」のところをクリックしてみてください。ブルガリアで人気(?)のオカマ(?)歌手、アジスが出てきますヨ。セクシー(?)なヒゲのオカマ。日本にはいないタイプ、かな?) 待ち受け画面や楽曲をダウンロードしている人も多いようです。
そういうわけで若い人も、お年寄りも手軽に持てるケータイ派が増えています。先回書いたように電話機は新品で5万円くらいするすごいものから中古屋さんで2000円くらいのもの、さらには古い機種を友人からもらって済ませる方法で手に入れます。電話機を手に入れたらあとはSIMカルタ(シムカード)を入れて準備完了。先回説明したプリペイド方式にするか、または携帯会社と契約を結んでポストペイド方式にする方法もあります。ヘビーユーザーにはこちらのほうがおトク。契約は毎月10レバ(税抜き。税込みでは12レバ)から。家族割、特定番号を登録して割引するなどなどいろいろなプランもあります。(ちなみに長期滞在の外国人がポストペイドの契約をしようとすると200レバのデポジットを払わなければなりません。解約の際に返ってくるという話ですが・・・)
さて、私もいよいよ生活に不便を感じるようになり、マイ・ケータイを持つことにしました。通話はほぼ待ち受けのみ。SMS(ケータイ・メール)のほうが多くなるだろう、ということでプリペイド方式にしました。中古の携帯を50レバ(3500円)で買って(50レバ以下の物もありましたが、ろくに使い物にならないと言うことでコレにしました。)、SIMカルタを入れて、SMSを送ってみたりしましたが・・・ やっぱりいーわ~!!(^^)
家電を買ったとき、配達を頼んだら「ケータイの番号を教えてください。配達員が近くに来たらお知らせします。」とのこと。イヤーっ、ケータイもっててよかった~。そうして待っていると、ピーっ、ピーっ、ピーっ。
「アロ?」と出ると、ナチュラルスピードのブルガリア語がべらべらべら・・・ ワーッ!! ぜんぜんわかんないよ~っ!! やはり、まだ言葉のよく分からない私には電話でのコミュニケーションはチョッとツラいものがありました。