おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

みんなケータイ大好き②

2006-10-26 16:25:19 | ブログ

ここ数日、日本は携帯の「ナンバーポータビリティ」の話でもちきりのようですね。ブルガリアではSIM(シム)カードを差し替えれば新しい携帯になっても同じ番号のままなのであまり番号を気にしていないようです。(でも、やはり携帯会社を変えるときに番号がそのままというわけにはいきません。だって番号の最初の4桁が会社によって決まっているからです。)

Imode1 おしゃべり大好きブルガリア人の最近の必須アイテムとも言えるモビレン・フォン(ケータイ)です。固定電話(ドマシェン・フォン=家の電話)もあれば便利なのでしょうが、新しく設置するとなると140レバ(=10000円)工事費用がかかり、しかもすご~~く待たなければなりません。しかも工事を待っている間も電話料金を取られる(!?)らしい。 固定電話の契約形態もいくつかあります。ひとつは月11レバ(770円)の基本料金で規定量以上になると一分7円あまりの「普通に使う」人向けの契約。もうひとつは月6レバ(420円)で規定量を超える通話をすると1分21円(日本よりも高い!)という「待ち受け専用」という人にお勧めのもの。ちなみに以前住んでいたソフィアのアパートの電話はこの契約でした。大家にインターネットを(ダイアルアップで)使うから契約を変更しておいてくれ、と頼んだのですが、ずっとそのままにしてあったので、請求をもらってビックリ!! 何と電話代に一月350レバ(25000円くらいかな?)フットビました。

Imode2 いずれのプランにしてもトータルでみると携帯の料金とそんなに差はありません。最近、ブルガリアでは3番目の携帯会社が参入しました。それもあっていろいろサービスも増え、携帯のほうが便利になったと感じている人も多いようです。たとえば最近のウリはコレ、「i-mode」。パンフレットの裏にはちゃんと、「NTTドコモの登録商標」と記されています。(このリンクで「i-mode map」のところをクリックしてみてください。ブルガリアで人気(?)のオカマ(?)歌手、アジスが出てきますヨ。セクシー(?)なヒゲのオカマ。日本にはいないタイプ、かな?) 待ち受け画面や楽曲をダウンロードしている人も多いようです。

そういうわけで若い人も、お年寄りも手軽に持てるケータイ派が増えています。先回書いたように電話機は新品で5万円くらいするすごいものから中古屋さんで2000円くらいのもの、さらには古い機種を友人からもらって済ませる方法で手に入れます。電話機を手に入れたらあとはSIMカルタ(シムカード)を入れて準備完了。先回説明したプリペイド方式にするか、または携帯会社と契約を結んでポストペイド方式にする方法もあります。ヘビーユーザーにはこちらのほうがおトク。契約は毎月10レバ(税抜き。税込みでは12レバ)から。家族割、特定番号を登録して割引するなどなどいろいろなプランもあります。(ちなみに長期滞在の外国人がポストペイドの契約をしようとすると200レバのデポジットを払わなければなりません。解約の際に返ってくるという話ですが・・・)

さて、私もいよいよ生活に不便を感じるようになり、マイ・ケータイを持つことにしました。通話はほぼ待ち受けのみ。SMS(ケータイ・メール)のほうが多くなるだろう、ということでプリペイド方式にしました。中古の携帯を50レバ(3500円)で買って(50レバ以下の物もありましたが、ろくに使い物にならないと言うことでコレにしました。)、SIMカルタを入れて、SMSを送ってみたりしましたが・・・ やっぱりいーわ~!!(^^)

家電を買ったとき、配達を頼んだら「ケータイの番号を教えてください。配達員が近くに来たらお知らせします。」とのこと。イヤーっ、ケータイもっててよかった~。そうして待っていると、ピーっ、ピーっ、ピーっ。

「アロ?」と出ると、ナチュラルスピードのブルガリア語がべらべらべら・・・ ワーッ!! ぜんぜんわかんないよ~っ!! やはり、まだ言葉のよく分からない私には電話でのコミュニケーションはチョッとツラいものがありました。

コメント (7)
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トレイン・ビューなレストラン?

2006-10-25 16:37:15 | ブログ

旅行好きのブルガリア人。最近は自家用車が主流になりつつありますが列車の旅も今でも人気です。列車はボロく、車内は汚いけど何せ安い!! ソフィアから黒海沿いのリゾート、ヴァルナまでクシェット(簡易寝台。日本の3段B寝台みたいなもの)を使っても何千円でもありません。日本だったらすごく高いけどね。

それから、日本にはないサービスも。友人のレリャ・ラルカ(ラルカおばさん)は、何でも5人子供を産んだので一年に一度、10日間まで有効のブルガリア国鉄フリーパスをもらえるんだそうです。彼女の住むラドミルから隣町のペルニックまで往復しても、約600Km離れたブルガスやヴァルナまで往復しても同じ!! タダ!! スゴ~イ!! (と言っても、彼女は忙しすぎて旅行どころじゃないんだけど・・・) 

この、ラドミルの駅、ものすごい田舎ですが、マケドニアとの国境に近いキュステンディル行きの路線と、ギリシャまで行く国際路線との分岐点。またここからソフィアに毎日通勤する人も多いこともあり結構乗降客は多いんですよ。

昼に駅に行くと、売店がいくつも開いています。そして1軒、メハナのような食堂も・・・ 一度ラドミルで昼食をとることになったのでその食堂に行ってみることにしました。

Trainviewrestaurant1  駅のホームにまではみ出してテーブルとイスを出しています。中に入ってシュケンベ・チョルバとパンでも注文しようと思って見てみると、壁にはサインペンでメニューが書かれた紙が貼ってあります。メニューがチョー豊富!! と思ってよくみたら、半分は飲み物のメニューでした。ウォッカ、ウィスキー、ジン、ラキア、マスティカ(ギリシャのウゾに近いスピリッツ)、ヴィノ(ワイン)、ビラ(ビール)などなど。ウォッカやラキアは何種類もあります。 食事のメニューのほうは・・・ こちらもいっぱいありました。ピレシュコ(鶏肉)だと、パルジョーラ・パネ(フリッターのような揚げ物)、スカラ(グリル)、ハプキ(一口大のから揚げ?)などなど。一般的なキョフテ、ケバブチェなどもあります。サラダメニューもいっぱい。肉料理につけるガルニトゥーラ(付け合せ)もあります。お~、これは予想外だなあ。

 注文して、ホームに張り出した(?)テーブル席に座ると・・・ 結構いい感じ。でもテーブルの横をかばんを持った人たちが通っていきます。次の列車に乗るんだろうな~。その急ぐ人たちの気ぜわしさをもろに感じながら、頼んだキョフテ2個+ガルニトゥーラとパンをパクパク・・・それにシュケンベ・チョルバ。 結構おいしいぞ、この店。にしてもなんだか落ち着かないな~・・・

Trainviewrestaurant2 そのうちに、定刻から少し遅れて、ノロ~いディーゼル機関車に引かれたキュステンディル行きの列車がやってきました。ドアは手動。しかも入り口は高く、よじ登る感じです。もう乗降客がいないかあたりを見回して車掌さんは笛を吹き出発します。心の中で「いってらっしゃ~い。」

鉄道マニアにはなんともうれしい(?) おすすめのトレイン・ビューのお店・・・ かな?

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ボビーはペヴェッツァ!

2006-10-23 21:54:29 | ブログ

外国生活が長くなると恋しくなるもの、そのひとつに日本の娯楽があげられると思います。私はというとさびしくなると妹に送ってもらったCDのマツケンサンバをかけて、自分も「マツケン・サンバ~!!!」などと歌っております。(日本にいたらたぶんしない。) また友人から紅白を録画したものを送ってもらったのですが、それを繰り返し繰り返し見たりしてます。(これも日本にいたらしないこと。) やはり、音楽や歌はそれほど心の中のどこかにしみついているのでしょうね。

ところで私の友人の中にボリスラーバちゃんがいます。通称ボビー。彼女の仕事は何とペヴェッツァ、つまり歌手!!! です。と言ってもまだまだかけ出し。メハナ(食堂、居酒屋と言ってもいいかも)にバンドの人たちとまわり、自分のレパートリーを歌い、リクエストにこたえる、といったところだそうです。流しに近い感じかな。

Radomir3 最初、「歌手になりたい」と家族に言ったら、大反対!! やはり飲んで酔っているお客からお金をもらう仕事は危険がつき物。嫁入り前の10代の娘にはアブナすぎます。でも、はじめると今度は別の事情でやめられなくなりました。家族のために、です。ボビーのお姉さんが、離婚の直後に二人目を妊娠していることがわかり、二人目のこの子は認知を受けないままこの家に生まれることになったのです。しかもボビーのお母さんが毎日働いてももらえる給料は一ヶ月100レバ(7000円)くらい。一晩歌えばいいときでは100レバ(つまりお母さんの一ヶ月の給料と同じくらい)手に入るペヴェッツァの仕事をやめるわけにはいかなくなったのです。 でも、芸能活動だけでは不安定なので、月~金で建設現場を手伝う仕事もしています。 夕方5時まで働いたあと深夜まで歌ってクタクタになって帰ってくる・・・でも彼女エライんです。生まれたばかりのお姉さんの子供の世話もしてあげたりして・・・。

「ネエ! どんな歌歌ってるのか、歌ってみてよ!!」 ときいても、

「え~・・・ やだ~!」 と言っていたのですが(ボビーは普段とてもシャイでおとなしいのです)、先日彼女のPV(というか、メハナのオーナーなどに売り込みに行くときに見せる用)のDVDを借りてきてみることができました。 すると、・・・ ボビー! うまいじゃん!!

この録画のときは、彼女いわく、風邪をひいていてうまく歌えなかったのが心残り、だとか。にしても、最近始めたにしてはウマいゾ!やはり彼女の苦労の多い人生がその歌声にツヤのようなものを与えているのでしょうか?

Radomir1  ブルガリアの歌は、チョッと哀愁がかった独特のコブシ回しがあり、日本の演歌とチョッと似てるような気がします。(と思うのは私だけ?)

 でも、ボビーは今、この仕事から足を洗いたいと考えているのです。やはり、歌以外にかかわる問題(給料不払いなど)が多すぎるし、職場環境が悪すぎるため、だそうです。でも、今の家族を養っていける仕事はなかなかありません。彼女の住んでいるラドミルは写真のような風景のところ。仕事なんてそんなにあるはずありません。昼の建設現場の手伝いの仕事も契約は冬まで。どうする!? ボビー!!

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みんなケータイ大好き①

2006-10-19 22:01:56 | ブログ

Mobilen 月収が14000円くらいの若者が1個20000円以上するものを持っている!? という現象が起きています。そう、ケータイです。

フトラ・ウポトレバ(つまりはセコ・ハン=中古)だったら3500円くらいで手に入ります。もっと安いのはいらなくなった古い機種のケータイを友達からもらうとタダ、もしくは交換電池代15レバ(1000円チョッと)くらい。でも、私が日本で最初に買ったPHSよりデカイ機種です。そんなモン、若い子達が持ちたがるワケありません。最新のカメラつきだったら日本のケータイと同じくらいの価格になります。もちろん「新規契約で電話機本体無料」なんていうサービス合戦みたいなものはブルガリアにはありません。

Mobilen1 ブルガリアで携帯電話を持つのは外国人の私にも超カンタンです。電話機があれば、電話機に入れるSIMカード(最近シムロックなんて言葉でよく聞かれますね、あれです。)というものを買います。ポダラク(おまけ)の帽子やかばん、ウィンドブレーカーなんかがついて約20レバ(1400円)。写真のものは私が買ったときのものです。赤いリュックがついてきました。が、あまりに若者(子供?)向けで使っていません。でも街でおじさん、おばさんが使ってるのをよく見ます・・・。ちなみにグローブルという携帯電話会社ですが、今はロゴが変わっています。

そしてもうひとつ、バウチャル(だったかな?チョッと発音がアイマイですみません)つまりプリペイドカードも買います。5レバ(350円)からありますが、40レバ(2800円)のものだとおまけであと6レバ分くらい余分に利用できます。ただ、このプリペイド式携帯、通話に使うと1分70円くらいかかり不経済。で、これをみんな通話より安いSMS、つまりメールで使うのです。若い人の間では横向きのいわゆるアスキーアート :-) とか :-p とかもはやっています。 バスでも通りでも歩きながらでもどこでもみんなメールしています。日本と同じだ!!

前のアパートの同居人サショーは動画も撮れるケータイ(NEC製)を持っています。私が日本から持ってきた、日本の携帯(システムが違うのでここでは使えない)を見て、それよりもすすんでいるので満足そう。

でも、なんでも修理大好き廃物再生利用大好きのブルガリア人。私が持ってきた携帯を見るとどうにかして使えないかと考えてしまうようです。

一度、ドイツ人のルベンのケータイのモニターが汚れているのを見てブルガリア人のイヴァンが 「きれいにしてあげるよ」と、突然ケータイの上のふたをパカッと開けました。中の機械が丸見えの状態でハンカチでフキフキ。そしてパコッとふたを閉めました。ルベンも私もアゼン! 

「ふただけほかのと取り替えたりするからこういうの慣れてるんだ」とイヴァンはニッコリ。おお~っ。思わずハクシュ~っ。そして彼は「(わたしの)そのケータイもここで使えるよ。直してあげようか?」

う~ん、「できちゃうかも!?」と思えてしまうのでした。何せここはブルガリアですからネ。(でも電波や携帯のシステム自体がヨーロッパと日本では違うのでさすがにこれは無理です。だってSIMカードを入れるところがないんだもん! 最近の海外携帯ではOKですが、先ほどのシムロックの問題が出てきますよね。でも、これを何度言ってもブルガリア人は信じてくれません・・・) 

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シネコン!! ソフィアにもあるヨ!

2006-10-18 17:20:16 | まち歩き

Kinoarena のどかな田舎町ペルニックも、少しずつ秋の気配・・・を通り越して冬の気配!! 近所の元気なモミーチェたちはもうブーツ! でも、昼間はまだまだ暖かいです。

さて秋の夜長は何をしようかな~ と、インターネットを見てみるとブルガリアの映画館の上映予定が出てきました。ソフィアで一番新しくてキレイでしかも高くて有名なのが「アレーナ」!! 小さな映画館がいっぱいくっついている、いわゆるシネマ・コンプレックスです。ここはお給料がいいのも有名で、普通の人が一ヶ月にもらえる給料が150レバ(10500円くらい?)、良くても300~400レバ(21000~28000円くらいかな?)なのにアレーナは550レバ!! (近所のおばあちゃんが、「孫がここで働いているのよ。」と誇りに思っている様子だったなあ・・・) 先にそのうわさを聞いていたので覚悟はしていましたが、やっぱり高い入場料!! 映画にもよりますが6レバもします。こちらの月給とくらべるとずいぶん高いことになりますよね~。(でも、日本の封切館の値段からはずいぶん安いし、アメリカで公開になるのと同時にこちらでも封切られることも多いので旅行の際に試してみては? 日本より早く、安く見れたりして・・・)

上映中の映画は・・・ おおお~!!!(喜)「ワイルドスピード3 TOKYOドリフト」をやってるゾ!! 実はドリフトには全然興味はなかったのですが、ソフィアで東京と付く物は、たとえハリウッドの作る?な日本観でもいい!! 見てみたい!という衝動に駆られたのでした。ちなみにブルガリア語で題名は「ブルジ・イ・ヤロスティ」=スピードと怒り?? かな?

ソフィアに2つあるアレーナのうち、リューリンにあるほうに行ってみました。駐車場はガラガラ。中もお客らしい人はほとんどいません。平日の夕方ってこんなもんかしら?そこへ小学生くらいのガキンチョたちが引率の先生の言うことも聞かず「ワア~!!」となだれこんできました。ゴスポジャータ(女の先生)が大声で起こってたりしましたが、どこ吹く風。と、アレレ~?その子達、私と同じほうへ行く!! まさか・・・同じの見るの?? と思ったら、となりに入っていきました。ホッ!! (学校の引率つきで車がぶっ壊れる映画なんか見ないよね。でも、何見たんだろう??)

が、しかし入ってみると・・・何と、私だけ。本当に私だけ!!! チケットには一応席番号が書いてあったのですが、これなら満席になることもないだろうと思いっきり見やすいところに陣取りました。プカンキ(ポップコーン)とコーラをにぎりしめ、ワクワクと上映開始を待ちます。でもだれも後から入ってきません。小学生たちと見るのもうるさそうだけど逆に一人っつーのもど~も・・・さびしい。そのまま上映が始まりました。

いや~、一瞬とはいえ妻夫木くん。ひさびさに見たなあ~。千葉真一が親分か・・・ あと、渋谷の”三千里薬局”の看板、なつかしい~(今はもうないかな?) それに「そんなわけないでしょ!!」とツッコミたくなる誤解がたくさん! お昼の学食が旅館で出される天ぷらの盛り合わせだったし、だいたい高校生が車運転していいのか? ウケるところじゃないのにウケてしまいました。そういえば赤城や榛名でドリフト族が結集していたって、何年か前に聞いたことあるなあ・・・みんなで並んできゅるきゅるドリフトしてたのかな? 内容はとにかく、ネイティブの日本語、日本語なまりの英語が聞けてなんともうれしかったです。

終わって出るときは「ソット」という警備会社のお兄さんとアレーナの従業員が出口へ先導します。私だけなのに・・・恐縮です。

でも、たまには笑える映画もいいですね。(ん?コメディじゃなかったけど。)次は予告編に出てきたカザフスタン映画!! 楽しそうだから見たいなあ・・・。後でわかったことですが、これってカザフスタン映画ではなく、アメリカのコメディ・ショーの映画版なんだそうです。でも予告編のカザフスタンの彼(ボラート)の家や人々の様子がブルガリアのセロ(村)に似ているので、本当にカザフスタンだと思ってしまいました!

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