一国の首都だけど、いまだに馬車が市内を走り回ってペットボトルを集めてるソフィア・・・ この素朴さ、ナデジュダ、リューリンの「専売特許」ではありません。このユル~い感じ。ブルガリア人ってホント、ゆ~ったりが好きみたい。
7月に入ってソフィアの人たちは田舎や海にバカンツィア!!というのも多く、いつもの交通渋滞は少し落ち着いています。でも車両数そのものがすごい勢いで増えているので、9月以降みーんながソフィアに帰ってきたらこりゃ~大変だーっ!! にしても、アチーっ!! 日中30度越えしますよーっ!!
こんな時、遊びに行けないオンタイムのブルガリア人たち・・・ 男性も女性もTシャツ+半パン・・・っつーか、これ、ジャンルでいうと「バミューダ」? 今の人は何て言うんだろう。
あたしの世代だと古いGパンをひざくらいで切ってはくっていう、もう、とってもとっても仕事に着て行く服装には当てはまらないヤツ。Tシャツ着てるならまだいいけど、男の人は上半身ハダカでスマホ片手にグラサン。そんな格好で力仕事ならまだしも書類やラップトップをもってオフィス?という不思議な光景も見ます。
女の人も・・・50代以降の人はゆったりとしたスカート、という日本人のアタクシにもわかりやすく、受け入れやすい(?)服装の人が多くいます。でも、それより若い人はちょっとどうなのっ?! って思っちゃうくらい。この半パン、自分でGパンを切って、というよりも、もうその形で売られている、という・・・
これはもしかして半パンを製造して売る、というよりは「売れ残ったのを半パンにして売りさばく!」っつーんじゃないのか? あと、女の子たちの背中出し加減がもォ~っ!! 前から見たらエレガントなマダムスタイルなのに、背中はパックリっ!! それも背中の真ん中がっ!! その部分の布だけ切り取ったの? その布でカバンでも作れそうなくらい・・・
そしてブラ丸見えじゃーんっ!! しかも「見せブラ」じゃなくって、いつものヨレヨレのヤツーっ!! アラフィフおばさんのアタクシ的には「コラーっ(怒)!!」と言いたくなります。暑いから仕方ないけど、もうちょっと注意しないとーっ!! 「夏は心のカギが甘くなるワ、ご用心っ!」って歌もあるし!!・・・ああ、昭和(笑)。
いよいよ長くてウザくなってきた私の髪!! 切りた~い!! どうしようかなー。と思ってブルガリア人の友人たちにきくと、
「あら、いいじゃない。ヤポンカ(日本人女性)の髪ってキレイで好きヨ。直毛で~」と、口をそろえて言われます。「まだ伸ばせ」ってか?!
そういえば街で見かけるモミーチェ(女の子)はみな直毛にしてる・・・ ある日友人のレニがいつもと違ってカーリーヘアにしてきたので、「ステキよ~」と言ったら、
「今日はセショアール(ブルガリア語でドライヤー)するヒマがなかったのよ~」 ええっ?! じゃあもともとはカーリーヘアなんだー!!
カール(ブルガリア語でカデリッツァ)は、こちらではふつうの地毛がそうなっているのですが、あえて、きれいにするのにカーラーを使ったり、ヘアアイロンで波型(ブルガリア語でバフラ、つまりウェハース?)をつけたりしているのをよく見かけます。つまり、天パはそのままではあんまりキマッてないので手を加えている、と言うことのようです。そういう彼女達からすればまあまあ長い私の髪はうらやましいらしい・・・ でも日本人的に言えばわたしの髪はくせっ毛でうねりがあるんだけどね~。
「外国でアジア人じゃない美容師に切ってもらうとロクなことにならない」的なことをサンザン聞かされていましたが、「もういいっ!! エイヤっ」(笑)と、友人で自分のサロンをもっているディーディーのところにかけこみました。
「ずいぶん放っといたでしょ?毛先が開いてきてるワ。それに半年前くらいにすごく抜け毛にならなかった?地肌は健康なんだけどネ~」と言われ、海より深く反省・・・。ヤバかったんだ・・・。
「肩くらいまでで、少しステペニー(レイヤーを入れること)にしてもらえるといいかな? すそが広がらないように」
と言うと、ものの30分でカット終了。出来ばえも及第点!! そりゃ~ディーディーにやってもらうのはじめてで彼女のカットもはじめてだったし、ブルガリア語で「~っぽく・・・」とか「○×系っていうか・・・」みたいな説明にならない説明もできないので、日本にいるときのようにはいかないけど、頭が軽くなってヨカッタ!!
ついでに「ちょっと最近、白髪が気になってね~。ボヤディスヴァ(染める)した方がいい?」ときくと、
「う~ん。まだ大丈夫よ、これくらい。いったんボヤディスヴァしはじめると大変よ~。すっごく時間も手間もかかるし。」と、ウチの母親と同じこと言われた・・・。