今年一番初めにブルガリアが日本のみなさまの話題に上ったのは・・・ 新年最初の「イッテQ」でしょうか・・・? 「珍獣ハンターイモトワールドツアー」で99か国目がブルガリア、結局動物の話じゃなくて、イモトが着物で低周波でびりびりされながら書きぞめしたり、新年6日の「ヨルダノフデン」の行事で冷たい水に飛び込んでみたり・・・ まァ、新年早々に放送してるからホントにヨルダノフデンにロケしてるわけないので昨年のうちにこっちに来てたんでしょうねぇ。画面に雪がほとんどなかったし。でも、せっかくこっちに来てたんならイモトに会ってみたかったな!!!
その中で取り上げられたのが「ボザ」!! 飲んでみた第一声が「まっじぃ」って・・・(苦笑)。そして、やはり扱い方としては「豊胸ビール」・・・ ビールっていうから勘違いするでしょぅ・・・イモトも「ホップス感が・・・」って言ってたけど、全然ホップ使ってないしっ!! 「甘酒」とか言っとけばいいのに・・・ それにしても、イモトがインタビューしたおねえさんがぽっちゃりさんで「ボザパイ」とか言ってたっぷんたっぷん・・・イモトも「Can I touch?」なんていうと「ほらよっと」って感じで・・・なんかブルガリアに間違った印象を持たせちゃわないか、ちょっと心配しちゃったりして。でも確かにブルガリア、カップクのいい女性が多いのは確かでしょう。でも、ボザとおっぱいに関して科学的根拠はないと思うし、ブルガリアの女性がぼんっきゅっぼん(というより全体にかなりぼんっぼんっぼん(笑)、何でもブルガリア女性の平均は身長163cmで体重67kgなんだって)なのは別にも理由があるんでしょうけどね・・・
そんな「ボザ」、もしかして日本でも作れないか?と思ってたら友人のビリーが、「ウチは昔、子供たちが小さかった頃は自分でボザ、作ってたわよ!」 料理上手で、シレネ(白チーズ)やカシュカヴァル(黄チーズ)まで手作りしてたっていうビリー、さすが!! 作り方、絶対教えて!! 「ウチに材料があるから見せてあげる!」
材料は・・・ 「ルシュの粉を使うのよ。もしあればプロソ、もちろん小麦粉でも大麦の粉でもできるけど」う~む、何のことか調べてみると「ルシュ」(カタカナ表記でつづりに完全に合ってなくてすみません・・・)はライ麦、そして「プロソ」とは何と、キビ!!
「それをまずは炒るの。そして少し焦げたにおいがしてきたら砂糖を入れて、お湯を入れながら混ぜて、キセロ・ムリャコ(ヨーグルトの事)、あっ違う違う、アイリャンと同じくらいの濃さにするのよ。」と爆裂おしゃべりと同時に手も動かすビリー。どこかで嗅いだことあるにおい・・・と思っていたら、そうそう、まさにその名の通り「麦焦がし」、そう「はったい粉」です!!
「それから人肌の温度くらいまでさましたら、1週間ほど置いた発酵の進んですこしスエたボザを種として入れて、毛布なんかにくるんで保温して3~4時間で出来上がりヨっ!!」
言われたとおりにやってみました。
ボザを少し飲み残しといて、もらったライ麦粉を炒って・・・ 基本とっても簡単!!
できたのは見た目売ってるのとおんなじ!種に使ったボザの容器に移してみたら、見分けがつかない?! あっ、でもドロドロっと濃すぎたかな?
日本だってはったい粉があるんだからぜ~ったいに出来るっ!! 発酵食品全般、特にヨーグルト(ブルガリアのだけじゃなくて「カスピ海」とか、あと紅茶キノコなんかでも、それから納豆も!)に言えることだけど、種、スターター、つまり全部食べてしまわないで少し取り分けたのがあればできるのです。でも、スーパーに行くといっぱい並んで安く売ってるんだからわざわざ作ることはないかナァ・・・ でも、日本でこれつくって「豊胸ビール」ッて売ったら、少なくとも最初だけは珍しさで売れるわナ。でも一口飲んで、イモトみたいに「まっじぃ~」ってなるんだろうなァ・・・ 第一、どうやってスターターを日本で手に入れるか、これが問題!! ブルガリアに来た人で日本に帰国する時、ボザ、一本荷物に紛れさせて持って帰って商売はじめる、っていう人、いない?!