『ナーダという名の少女』
著者:角野栄子
角川書店
『魔女の宅急便』の著者 角野栄子さんの、ブラジルを舞台にした少女たちの物語です。
思春期の少女 アリコの心をかき回す、同性と異性の友人たち。
『魔女の宅急便 3 キキともうひとりの魔女』の ケケを思い出すような、不思議な少女 ナーダとの出会いが、アリコの毎日を大きく変えていきます。
ラテンアメリカ・ブラジルの熱い空気感・音楽のリズム。
生と死、貧富の差、友情と恋愛、どこか熱にうかされているような思春期の苦しみと喜びが混在する物語です。
『魔女の宅急便』よりも、もう少し大人に近づいた少女向けでしょうか?
著者の人生に大きな影響を与えたブラジルの生活と、そこで出会った友人たちの想い出への「センチメンタルジャーニー・感傷旅行」にも思えます。
表紙のイラストもとても印象的。色彩豊かで、はっきりとしていて、本当に ナーダそのものです。
『思い出のマーニー』にも似ていますね。
2人の少女の運命的な出会い、母性の不在、明らかになる二人の不思議な繋がり。
イギリスとブラジルですし、時代も違いますが、両方読むと面白いと思います。
<追記>
2014年春の叙勲で旭日小綬章の受章者に著者 角野栄子さんが選ばれたそうです。
著者:角野栄子
角川書店
『魔女の宅急便』の著者 角野栄子さんの、ブラジルを舞台にした少女たちの物語です。
思春期の少女 アリコの心をかき回す、同性と異性の友人たち。
『魔女の宅急便 3 キキともうひとりの魔女』の ケケを思い出すような、不思議な少女 ナーダとの出会いが、アリコの毎日を大きく変えていきます。
ラテンアメリカ・ブラジルの熱い空気感・音楽のリズム。
生と死、貧富の差、友情と恋愛、どこか熱にうかされているような思春期の苦しみと喜びが混在する物語です。
『魔女の宅急便』よりも、もう少し大人に近づいた少女向けでしょうか?
著者の人生に大きな影響を与えたブラジルの生活と、そこで出会った友人たちの想い出への「センチメンタルジャーニー・感傷旅行」にも思えます。
表紙のイラストもとても印象的。色彩豊かで、はっきりとしていて、本当に ナーダそのものです。
『思い出のマーニー』にも似ていますね。
2人の少女の運命的な出会い、母性の不在、明らかになる二人の不思議な繋がり。
イギリスとブラジルですし、時代も違いますが、両方読むと面白いと思います。
<追記>
2014年春の叙勲で旭日小綬章の受章者に著者 角野栄子さんが選ばれたそうです。