MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

こんなに離れていても 「海の近くはこわい?」

2011年04月30日 | FAMILY
 連休が始まりました。
 関西でも観光自粛のために旅館などが打撃を受けているということで、珍しく我が家も小旅行することにしました。

 旅館が決まり、子どもたちと観光ガイドを見ていたときのこと。

「海の近くなの?津波こないの?大丈夫?」と、4歳の娘。

 こんなに離れていても、「海=津波」と考えるのです。

 あの震災の日、次々と入る情報にテレビを消せずにいたのですが、何度も繰り返される映像と親たちの不安・緊張が子どもの心に「海=こわい」ということを焼きつけてしまったのかもしれません。

 地震で揺れた地域の子どもたちは、津波の被害にあった地域の子どもたちは、もっともっと強い記憶として海への恐怖・自然への恐怖を感じているのではないでしょうか。

 「海はねぇ、優しい海の日のほうが多いんだよ」とは言ったものの、「絶対大丈夫」とは言えません。
 旅行中も、常に「いざという時」を考えつつ、自然の美しさ・素晴らしさも伝えてきたいと思います。


<追記>
 娘も、とても旅行を楽しんだようです。
 ずっと海の近くにいたのに、彼女が津波のことに初めて触れたのは、帰りの電車の中。
 「また来たいねぇ」という言葉に、ホッとしました。
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「すすぎ1回」もいいもんだ

2011年04月21日 | 家事のおはなし
 先月、特売の洗濯洗剤を買ってみたら、「すすぎ1回」のものでした。

 「すすぎ1回」という洗剤のコマーシャルを見たことはあったのですが、使うのは初めて。
 液体洗剤だけじゃなくて、粉末状の洗剤でも「すすぎ1回」が出たんですね。

 我が家の洗濯機で「自動コース」で洗濯するとすすぎは2回ですから、電源を入れた後に「すすぎ1回」を選んでスタート。
 洗い上がりに洗剤の香りが強く残っていることもなく、乾いた後のチェックで汚れもちゃんと落ちていました。
(もちろん、ひどい汚れは手洗いしてから洗濯機に入れていますけどね

 「すすぎ2回」で洗っていたときは「洗い」と「すすぎ1回目」を風呂水でしていたので、すすぎを1回省くと「すすぎ1回目」の分の風呂水が浴槽に残ります。
 この残った水を捨ててしまうのはもったいないような気もするのですが、これは今までも洗濯で排水されていた分。

 なんといっても、すすぎを1回省けたら、すすぎ1回分の電気を無駄にしていないわけです!
 そして、時間もぐーんと短縮。忙しい朝に、とっても助かります。

 数年もしたら、「すすぎ1回」が主流になるんじゃないでしょうか。
 水も電気も工夫次第でもっと節約できる……。
日本全国の人が「すすぎ1回」にしたら、どれだけ節約できるのでしょうね!
 

<「すすぎ1回」のポイント>
・洗剤の量が今までよりも少ないことがあります。入れすぎないように、パッケージの洗剤量をまずチェック。
・洗剤が溶けてから洗濯ものを入れる。
・「すすぎ1回」は「ためすすぎ」を選択。
・「すすぎ1回」のときの「すすぎ」は風呂水でなく水道水で。
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鯛と赤飯と雑巾と提出書類

2011年04月15日 | FAMILY
 新年度が始まりました。
息子たちはそれぞれ進級し、娘はいよいよ幼稚園に入園しました。

 入園式の日。
スーパーで、サイズも値段もちょうど良い真鯛を見つけたので、尾頭付きで塩焼きに。
そして、お赤飯を炊いて、「進級・入園祝い」をしました。
 真鯛の旬は春。
 お祝い事の多い春が旬とは、ありがたいことです。

 あと何度こうやって家族揃ってお祝いをすることができるでしょう。
子供たちは、母がこうやってお祝いの食事を作ったことを大人になって思い出してくれるでしょうか。

 それにしても新年度の初めはいろいろと忙しいものです。
 子ども3人分のぞうきんを古タオルで縫って、3人分の提出書類に地図を書き、住所・家族構成を書き、母子手帳を引っ張り出してきて「感染症予防接種・既往歴」を書き、あちこちハンコを押して……、3人の書類が混ざらないように順番に片づけていくのですが、「あの子は誕生日は何年だっけ?」「あぁ、違う名前書いちゃった!」ということも。


 面倒な作業とはいえ、子どもたちが無事大きくなって、外の世界とつながっている証拠。
 この忙しさこそが親の幸せだったのだと今回の震災に教えられました。
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センバツ 春の神事

2011年04月03日 | 季節
 春の甲子園、選抜高等学校野球大会が終わりました。

 息子たちが野球好きということもあって、毎日のように試合をテレビ観戦。
 ドキドキしハラハラし、一生懸命さに感動する毎日でした。

 実を言うと「なんでこんな年度の境に全国大会なの?」とずっと不思議に思っていたのですが、なるほどこれは「春の神事」なのだと納得してしまいました。

 春の日差しが差し込むグラウンド。
 旗をゆらす春風。
 若草色の芝生。
 球場整備後の水を含んだ土。
 選手たちのすがすがしいプレー。
 心のこもった声援。


 寒中のはだか祭りや御田植神事などのように、「人々の生命の力を春の神様に伝える」そんな大会なのだと。

 相撲と違って野球は外つ国からやってきた新しいスポーツですけれど、「球春」という言葉があるぐらい、この国の人々に愛されているのですから、神様もきっと見ておられるのではないかと思います。
 邪心なく走り、真剣に勝負し、常に全力で一球を追う……、この「若い力」ほど神様に奉げるのにふさわしいものもないのではないでしょうか。

 春の神様は「佐保姫」、女神様です。
 若い女神様だそうですから、アルプススタンド辺りで高校生と一緒にふんわりと観戦しておられるかもしれません。



 どうか、優しい春風を甲子園から東日本へ。
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春の味 ウド

2011年04月02日 | 料理&美味しいもの
 「ちゃんと春は来るのだなぁ」と、窓の外に咲くユキヤナギを見て思います。

 「春の味」は本当にいろいろあって、野菜売り場を通るたびに「あぁ、もうこれが出てるのね」「まだまだ高いなぁ」と喜んだり悩んだりしています。
 タケノコ、菜の花はもちろん、お豆さんも春の味。
 そして、私にとっては「ウド」も大事な春の味なのです。

 田舎の祖父は家でウドを育てていて、5月の連休ごろになると、丈は短いけれど香りの強いウドを宅急便で送ってくれるのでした。今は父が育てているようですが、今年の出来はどうでしょう?

 それにしてもウドというのは、皮をむいてしまうと中身の白いところの小さいこと!
上の写真でも分かる通り、酢水の入ったボウルの中の白い身と新聞紙の上の皮の量を見ると、やっぱり驚いてしまいます。

 皮をむいた身の方は、スライスした後に酢を入れたお湯でさっとゆでて、しっかり水気を切りサラダや酢のものなどにして食べます。

 これは、酒炒りしたエビと一緒に酢味噌をかけていただきました。
(キュウリもウドと一緒にさっとゆでてあります。)西京味噌の甘めの白みそがウドによく合います。


 皮の方は、千切りにしてきんぴらに。
 これが本当に美味しくて、実は私は皮の方が好きなのです!
 だからこそ、皮をむくときに遠慮なく厚めに剥くことができます。

 年に何度も口にできるものではないですけれど、だからこそ全部まるごと美味しく頂きたいものです。
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