『データで読み解く「生涯独身社会」』
著者:天野 馨南子
宝島社新書
「結婚したいのにできない」という課題を、データを示しながら解説してくれる一冊です。
読み終わって1番の感想は、「子どもが大人になってから考え始めるのじゃ遅いんだ」ということ。
子どもを持つ親としては、「結婚したいと思ってもらえる人間」を育てることも大事ですが、「この人たちの子どもと結婚しても良いと思ってもらえる義両親」になることも大事なのだと、空恐ろしい気もします。
子どもが、経済的にも精神的にも自立した大人になること。
経済的にも精神的にも、子どもに依存しない親になること。
どちらも、一朝一夕ではできません。
最終章で書かれているように、「親亡きあとの子の幸せ」を考えたら、適度な「親離れ」「子離れ」に早くから取り組まないといけないのだと感じます。
「結婚」するにしても、しないにしても、親以外の大切な人と出会うこと。その人と幸せに暮らすこと。
そのためには、何が大切か。
社会や親が、自立を邪魔してはいないか。
報道やネットの情報が、結婚の価値を貶めてはいないか。
「早期教育」よりも、危機感を持って取り組むべき課題かもしれません。
まず「子どもの幸せ」を願うなら、愛情だけでなくデータと知識を持って考え、自分たちの暮らしを見つめ直すこと、きちんと老後に備えていくことが必要になりそうですね。
著者:天野 馨南子
宝島社新書
「結婚したいのにできない」という課題を、データを示しながら解説してくれる一冊です。
読み終わって1番の感想は、「子どもが大人になってから考え始めるのじゃ遅いんだ」ということ。
子どもを持つ親としては、「結婚したいと思ってもらえる人間」を育てることも大事ですが、「この人たちの子どもと結婚しても良いと思ってもらえる義両親」になることも大事なのだと、空恐ろしい気もします。
子どもが、経済的にも精神的にも自立した大人になること。
経済的にも精神的にも、子どもに依存しない親になること。
どちらも、一朝一夕ではできません。
最終章で書かれているように、「親亡きあとの子の幸せ」を考えたら、適度な「親離れ」「子離れ」に早くから取り組まないといけないのだと感じます。
「結婚」するにしても、しないにしても、親以外の大切な人と出会うこと。その人と幸せに暮らすこと。
そのためには、何が大切か。
社会や親が、自立を邪魔してはいないか。
報道やネットの情報が、結婚の価値を貶めてはいないか。
「早期教育」よりも、危機感を持って取り組むべき課題かもしれません。
まず「子どもの幸せ」を願うなら、愛情だけでなくデータと知識を持って考え、自分たちの暮らしを見つめ直すこと、きちんと老後に備えていくことが必要になりそうですね。