MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

クロネコヤマトのウェットティッシュ

2015年12月26日 | いろいろ
 ヤマト運輸さんのポイントサービス「クロネコポイント」。
 ポイントがたまると、ポイントと商品を交換したり、プレゼント抽選に応募できるのですが、抽選に外れた時にもらえるウェットティッシュがなかなか使えます。
 (抽選以外でも、ポイントをウェットティッシュに交換できます

 子どもも大きくなってきたので、外出時にはあまりウェットティッシュを使わなくなったのですが、ちょっとした掃除に便利だということが判明。
 電子レンジの内側やガス台だとか、ちょっとしたところの汚れやホコリを拭いたりするのに便利なんです。
 なんといっても「ウェット」ですから、けっこう汚れが落ちますし、普通のティッシュよりも破れにくくて丈夫です。
 今ではキッチンのレンジの横にいつでもスタンバイしています。

 以前のハンドタオルは、使えずにたまってしまったので、やっぱりウェットティッシュのほうが便利。
 しまいこんだハンドタオルも、使い捨ての雑巾にしちゃおうかなぁ。
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『岬のマヨイガ』

2015年12月22日 | BOOKS
『岬のマヨイガ』
柏葉 幸子 著
講談社


 柏葉幸子さんのデビュー40周年記念作品。
 岩手県出身で盛岡市在住の著者が描く、あの東日本大震災をモチーフにしたファンタジーです。

 「マヨイガ」とは、『遠野物語』にも出てくる不思議な家。
 「迷い家(マヨヒガ)」とも書いて、山の中にある幻の家で、家自体が人格を持って人に富をもたらしたり、同じところにとどまらず彷徨う家として描かれているようです。

 『岬のマヨイガ』は、東日本大震災からお話が始まります。
 震災の前から大きな心の傷を抱えていた女性と少女が、大津波に巻き込まれ、震災の混乱の中、不思議なおばあさんと家族として暮らしはじめます。
 おばあさんには不思議な仲間たちがいて、被災地を再び襲おうとする恐ろしいもの、そして人々の恐怖や不安に、一緒に立ち向かっていくのです。

 恐ろしいことから逃げて、生き延びて、少しずつ癒されて、支えられて、力をもらって、もう一度立ち上がる勇気を得る。
 人々は、昔からそうやって、度重なる震災や悲しみの中を乗り越えて生てきたんじゃないでしょうか。

 ファンタジーの形を借りて、心の再生を描いている1冊です。
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野菜室で野菜が凍ったときは

2015年12月20日 | 季節
 昨年の冬、野菜室で野菜が凍ってしまうことが何度かありました。
 「わ、冷蔵庫の故障?」と思ったのですが、取扱説明書を見たら、冷蔵庫の周りの温度が低いとき(5度以下のとき)には庫内の温度が設定温度より低くなってしまうことがあるみたいです。

 そこで、対策としては、冷蔵庫のパワーを抑えてあげること。つまり冷却力の強さを低く調整することです。
 我が家の冷蔵庫は、冷蔵室の扉の外に温度調節ボタンがあるのですが、いつもは「通常」のところを「弱」にしました。
(庫内に温度調節ボタンや調節つまみがある機種もあるようです)

  この機種の温度調節ボタンは「強・(通常)・弱」の3段階。

 次の日からは、凍らずに済んでます。

 でも、ちょっと凍ってしまった野菜も「雪下貯蔵野菜」みたいで甘くて美味しかったのですけどね。

<追記>
寒い時期が過ぎたら設定温度を下げないと、今度は庫内温度が高くなりすぎて食べ物が傷んでしまいます。ご注意を!

<追記2>
 冷蔵庫の故障の場合もあるようです。使用年数が長い冷蔵庫の場合は、故障の可能性も考えて様子を見たほうがよいようです。
(まぁ、「冷え過ぎ」は「冷えない」よりも、食中毒の危険とかは少ないのですが……)
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『睦月童』

2015年12月16日 | BOOKS
『睦月童』(むつきわらし)
西條奈加
PHP研究所


 ホラーは苦手なのですが、時代物の怪談はわりと好きなほうです。
時代物だとゆうれいも妖怪もなんだか平気。不思議で、ちょっと切なくて温かい人情があるのが魅力でしょうか。
 そんなわけで、もう20年以上あれこれ読んでますけれども、これはちょっとビックリの展開です。
 懐かしのSF「グリーン・レクイエム」だとか「パラサイト・イブ」なんかを思い出しました。

 日本橋の商家に、神通力のあるという小さな女の子が住みはじめます。
 彼女の神通力が人の心を動かし、多くの人生に影響を与えていくのですが、次第に、その神通力の奥に不可思議な暗い影が見えてきます。

 読後感は優しいですが、「命を繋いでいくこと」の利己的で残酷な面について考えさせられる1冊でもあります。

 17歳の男の子と10歳の女の子。
そして周りの大人たち。
 時代物の中に生きる人たちは、なんと自分の人生に責任を持って生きていることでしょう。
 子育て中の親として、自分の覚悟についても考えてしまいます。
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気になる「様」の書き方

2015年12月13日 | 一考察
 年賀状を用意する季節になりました。

 年賀状といえば、毎年気になってしまうのが、宛名の「様」の字。
 フォント(字体)によって、違う「様」が印刷されているのに、お気づきでしょうか?
 私は学生の頃、「様」の字の書き間違いを指摘してもらって恥ずかしかったことがあって、ついつい書き方が気になってしまいます。

 
 旁(つくり)のほうの真ん中の縦棒が下まで貫いている「様」が、小学校で習う書き方です。
 「木(木偏)」に「ソ」を書いて、「三」を書いて、縦棒が下まで貫いてからはね、左側に「ン」を書いてから、右側に短い左はらい(永字八法の「啄」)と右はらい(永字八法の「磔」)を書きます。
画数は14画です。

 
 そして、この「様」は、旁(つくり)の下が「水」という字になっています。(「木」+「羊」+「水」)
 私はこう書いていて「間違っている」と言われて、以後気を付けているのですが、これもあながち「間違い」と思うようになりました。

 じつは、この部分を「水」でなく「永」の字を書いた「樣」という字があるのです。
 広辞苑によると、「永」を使った「樣」の字は「えいさま」と呼ばれて「貴人に送る書状に用い、もっとも丁寧な書き方」なのだそうです。
ほかにも旁を「美」と書く「美様 びさま」や、目下に使う「平様 ひらさま(つくばいさま)」といった草書の書体もあるそうです。
 これらの字を見ると、上下に分けて書く書き方も使われていたことが想像できます。

 学校で教える「正しい書き方」というものが「いつでも絶対正しい!」というわけではなくて、漢字には長い歴史と、いろいろな書き方があるらこそ面白いのかもしれません。

 とりあえず、学生時代の恩師にも送りますから、学校で習う「正しい書き方」の字体で年賀状を作ろうと思います。


<参考>
「様」の書き方 - 漢字の正しい書き順(筆順)
 アニメーションで書き順を確認できます。
 子どもに聞かれて自信がないときなど、便利です。
永字八法 - Wikipedia
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親子猿になりました 2016年の年賀状 

2015年12月10日 | 季節
 2004年(平成16年)の年賀状と2016年(平成28年)の年賀状の料額印面部分。
  (※「料額印面」ハガキなどに印刷されている料金を表す部分)


 一匹だったおサルさんが、親子になっています。

 そっくりの子ザルが増えて、さらに子ザルさん用の湯桶と手ぬぐいも増えてます。
 昨年の編み物をするヒツジさんに続いて、今年も12年越しの物語のある年賀状になっているんですね。

 2004年の年賀状は、ファイルしていたのでパンチ穴があいています。
 2016年の年賀状の宛名面を印刷していて「あれ?」と思って、昔の年賀状ファイルから引っ張り出してきました。

 マフラーが出来上がるのもほっこりしますが、やっぱり小さい命が増えるのって幸せな感じですよね。




 ちなみに、今年(2015年・平成27年)と12年前(2003年・平成15年)の年賀状の料額印面はコチラ。
  
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『ぼおるぺん古事記』

2015年12月09日 | BOOKS
『ぼおるぺん古事記  一
 天の巻』
こうの史代 著
平凡社

『ぼおるぺん古事記 二
地の巻』

『ぼおるぺん古事記 三
海の巻』


 可愛らしいマンガで、古事記の「上つ巻(神代)」を、ボールペンで描いた3冊です。
 1巻の『天の巻』のテーマは「天地創生」。
 2巻は『地の巻』のテーマは「出雲繁栄」。
 3巻は『海の巻』のテーマは「天孫降臨」。
 
 絵の横には古事記が原文で書かれていますが、漫画と合わせて読むことで不思議と意味が分かるのですから、コミックって偉大です。
 登場するのは神様なのに、クスリと笑わずにはいられないキャラクターになっています。
 (イワナガヒメの描写には、思わず吹き出してしまいました)
 巻頭には、原文のみボールペンでずらずらと書かれているのですが、漫画を読んだ後に読むと、ちゃんと場面が浮かびます。

 いわゆる四苦八苦(※)が、神様にもあるというこの不思議。
 夫婦で、兄弟で憎み合う。乱暴者もいれば、ひたすらに生真面目な者もいる。
 嘘も、嫉妬も、嫌悪も、怠惰もある。それでも、愛があって、命がつながっていくんです。

 聖人君子ではない、この国の神様たちは、なんとも人間に近い存在です。
 もちろん、人間をモデルに作り出されたのでしょうけれど、1000年以上前から人間の本質は変わらないのですね。

 いつか「中つ巻」「下つ巻」も『ぼおるぺん古事記』になるでしょうか?
 「人代」になると、「神様だから」と許せたことも、「人なのに」と感じてしまいそう。変な感覚ですね。


※「四苦」=生・老・病・死しょうろうびょうしの4つの苦しみ。
 「八苦」=「四苦」に次の4つの苦しみを加えたもの。
      愛別離苦あいべつりく (親愛な者との別れの苦しみ)
      怨憎会苦おんぞうえく (恨み憎む者に会う苦しみ)
      求不得苦ぐふとくく (求めているものが得られない苦しみ)
      五蘊盛苦ごうんじょうく (心身を形成する五つの要素から生じる苦しみ)
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『最後の航海 (オリンポスの神々と7人の英雄 5)』

2015年12月06日 | BOOKS
 私にとって、「2015年で一番面白かった本」はこれ。
(もうあと1ヶ月弱でこの本を超える本が出たら、それはそれで嬉しいですが……)

『最後の航海 (オリンポスの神々と7人の英雄 5)』
リック・リオーダン 作
金原瑞人・小林みき 訳
ほるぷ出版


 あんまり面白かったので、しばらく放心した後で、1~4巻も引っ張り出して読んでます。
 複雑に細やかに編み込まれた伏線が、最終巻できちんと回収され、完成していくこの素晴らしい手腕。
 本当に惚れ惚れしちゃいます。

 「7人の英雄」と言いながら、7人以外にも魅力的なキャラクターが次々と登場します。
 初めは「嫌なヤツ?」と思っていたキャラクターが好きなキャラクターになったり、それぞれの恋の進展も見どころです。
 ちょっと気になるキャラクターは、今までの巻でも出ていないか探してしまいます。

 登場人物と登場する神々がとても多いので、シーズン1とシーズン2の1~4巻を読みながら作っていた手書きの「オリンポスの神々と英雄・人物相関図」は必需品。カタカナの名前って憶えづらいですし、神々との親子関係や兄弟関係が複雑なんですもの。

 原題は「The Blood of Olympus」。
 それは単に戦いで流される血を表すだけでなく、神々からの血の繋がりを表しているのだと思います。

 あとがきには、シーズン2の外伝の翻訳についても言及されてました。
 「The Demigod Diaries」のことですね、きっと。

 なんと、さらに続編の情報が!
 今度は、あのアポロが出てくるようです。それも、神としての力を奪われて!
 「The Hidden Oracle (The Trials of Apollo Book 1)」(英語) 2016年5月3日発売予定。
 リオーダン氏のホームページに、「ハーフ訓練所ふたたび!(CAMP HALF-BLOOD RETURNS)」と紹介がありました。(Amazonのページに、もう少し詳しく内容紹介がありました)
 「The Trials of Apollo Book 1」ということは、シーズン3が始まるってことでしょうか?「アポロの試練」って感じかな?
 きっとシーズン2までの登場人物も再登場するでしょうし、楽しみですね。


<関連記事>
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 - MOONIE'S TEA ROOM
 シーズン1 について書いてます。
「オリンポスの神々と7人の英雄」シリーズ - MOONIE'S TEA ROOM
 シーズン2 について書いてます。
『アテナの印』(「オリンポスの神々と7人の英雄」シリーズ第3巻) - MOONIE'S TEA ROOM
 シーズン2 第3巻『アテナの印』の感想を書いてます。
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「人民元」も 「¥」

2015年12月02日 | いろいろ
 「爆買い」でおなじみの中国の通貨「人民元」が、 国際通貨基金(IMF)の「特別引き出し権(SDR)構成通貨」採用されることになったそうです。

 この「人民元(以下「元」)」と日本の「円」の通貨記号が同じものだって、知ってましたか?
「円」も「元」も、両方とも通貨記号は、「\」(円記号 英語「yen sign」 )を使います。
 なんで「元 ゲン」なのに、「Y」なんだろうと、思う方もおられるかもしれませんが、中国語の発音表記では「yuán」(ユアン・ユエン)で、「Y」から始まるのです。

 もともと、「円」も「元」も「圓」(日本「エン」・中国「yuán」)という漢字がもとになっています。
なんと、韓国の「ウォン」も、「圓」だったんだそうです。
 「圓」は「まる(○)」を表す文字ですから、東アジアの多くの地域・国で通貨の単位として使われるようになったのも納得です。
 コインって、丸いですもんね。
 「元」は、中国語では「圓」の同音異字で、画数が多い「圓」を画数の少ない「元」で代替しているんだとか。
(今でも中国の紙幣には「圓」の簡体字が使われています)
 たしかに「圓」は画数が多いので、さっと書けませんよね。日本も、「円」という簡単な字に変えたのは、利便性のためでしょう。

 そもそも「圓」という字の成り立ちには、「○」を表す「口」と昔は通貨としても使われた「貝」とが組み合わさってできた「員」という字が、さらに「○」を表す「くにがまえ」の中に入っているという説があります。
 私のお友だちに「圓谷(つぶらや)」という苗字の方がいますが、「つぶらな瞳」の「つぶら」も「○」なのですね。


 それにしても、中国の漢字を日本の読み方で読むことは、人名や地名にしても、正しい発音やそれに近い英語での発音を知った時にショックを受けますね。せめて人名は、本当の発音に近い音で呼んだほうがよいのでは、とも思います。

<参考>
日本円 ・英語表記 yen  ・通貨コード JPY ・通貨記号 \
中国人民幣(人民元) ・英語表記 Renminbi(yuan・Chinese Yuan) ・ 略号 RMB ・通貨コード CNY ・通貨記号 \(RMB\・CN\)



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