MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『学校コワイ』  困っているお友だちを理解するための絵本

2014年06月30日 | BOOKS
 自閉症スペクトラム(※)を理解するためにとても役立つ、当事者の目線で描かれた絵本です。
 絵も文も、小学生から読むことができるように配慮されていると思います。

『学校コワイ』
 ぶん よつば もこ
 え   かしだ あゆみ
 (株)From A Village(フロム・ア・ヴィレッジ)


『学校コワイ』よつばもこ<PDF>
 上記のPDFでは、作者よつばもこさんの作品に込めた思いと、原作(文のみ)を読むことができます。

 クラスに1人はいると言われている、なんらかの「困り」を抱えているお友だち。
 「困った子」と思われてしまう行動にも、ちゃんと理由があること。
 理解してくれる人が増えれば、少しずつ学校もコワくなくなること。
 最後に、ちゃんと希望のある絵本です。

 小学校1年生の担任の先生はもちろん、保育園や幼稚園の先生にも是非是非読んでいただきたい!!
もちろん保護者も読んでおきたいですね。当事者でなくても読む価値は大きいです。



※最近、「自閉スペクトラム症」という言葉が新聞に載っていました。日本精神神経学会の新しい指針による名称のようです。
 突然全部を変更するわけではなくて、「自閉症スペクトラム」という呼び方も引き続き使われていくようです。
<PDF>DSM-5病名・用語翻訳ガイドライン
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『プーと私』『新しい大人』

2014年06月28日 | BOOKS
『プーと私』
石井 桃子 著
河出書房新社

『新しいおとな』
石井 桃子 著
河出書房新社


 『プーと私』は黄色い表紙に花とミツバチ、『あたらしい大人』は水色の表紙に雲と鳥のイラストです。

 『プーと私』(「POOH AND I」)には、「クマのプーさん」や井伏鱒二さん翻訳の「ドリトル先生」についての話、そして海外の児童図書の出版社や図書館を訪ねた1年の旅の想い出などのエッセイが収録されています。 
 『あたらしい大人』(「A NEW SPECIES OF GROWN-UPS」)は、子どもの本や児童図書館についてのエッセイを集めています。

 別々の雑誌に掲載されたものを集めているので、似たようなエッセイがいくつも続きますが、現代のような「コピー&ペースト」ではなくて、ひとつひとつ一筆一筆心を込めて書かれているので、それぞれのエッセイの言い回しや文章の構成の違いを感じるのも興味深いです。

 それにしても、『新しいおとな』とは……。
 「new species」と言えば、「新種」。「grown-ups」は「大人」でもあるけれど「成熟したもの」です。
 親が「成熟したもの」であるのかは、自分自身非常に自信がないところです。しかも、「新種」。
 この本の表題エッセイでは、「子どもといっしょに笑い、子どもといっしょに胸をうずうずさせることのできるおとな」と書かれています。そして、その新種の大人が「だんだんふえてきているような気がする」と……。
 1966年に「ふえてきているような気がする」と言われた「新しいおとな」は、今はどうでしょうね?
 きちんと成熟した「おとな」でありながら、子どもの気持ちのわかる「おとな」。
 困ったことに、成熟せずに子どものままの「おとなもどき」が増えてきているような気がして心配です。

 

<関連記事>
『家と庭と犬とねこ』『みがけば光る』
 河出書房から出版されている石井桃子さんの随筆集。『家と庭と犬とねこ』は桃色、『みがけば光る』は黄緑色の表紙です。
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『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』

2014年06月26日 | BOOKS
『タルト・タタンの夢』【単行本版】
『タルト・タタンの夢』(創元推理文庫)
近藤史恵
東京創元社

『ヴァン・ショーをあなたに』
近藤史恵
東京創元社


 フランス料理店「ビストロ・パ・マル」を舞台にした2冊。

 「変人シェフは名探偵」というのが、『ヴァン・ショーをあなたに』の巻末に書かれていた『タルト・タタンの夢』の宣伝文句なんですが、「変人」だなんてあんまりな言い方で、無口でちょっと変わり者のシェフが推理力と料理で謎と事件を解決していく物語です。
 表紙の髭面長髪がシェフ。それぞれに7話ずつ収録されています。
 『ヴァン・ショーをあなたに』には、フランス時代のシェフの謎解きも2話あります。

 どの物語も、大人の哀しみや寂しさ、そして優しさがあって、ちょっと渋みのある赤ワインのようです。

 目次がフレンチレストランのメニュー表のようで素敵。もちろん、フランス語も書いてあります。
表紙にもタイトルがフランス語で書かれてますね。

 「Un rêve de Tarte Tatin」
 「Vin chaud pour vous」

 シェフの作る「ヴァン・ショー」は、「chaud」は「熱い・温かい」、「Vin」は「ワイン」ですから、まさに「ホットワイン」。ドイツの「グリューヴァイン」と同じですね。クリスマスの市で売られているところも同じです。味や香りは、違うのかなぁ?
 ちょっと、フランス風ホットワインを飲みたくなりました。
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『ないたカラス』

2014年06月24日 | BOOKS
 ボロ寺に住み着いた偽坊主と偽寺男。
 苦しい年月を過ごして再会した幼なじみの二人が巻き込まれる時代物人情喜劇であり、謎解き物語になってます。

『ないたカラス』
中島要
光文社


 派手な話はないですが、人の心をくみ取る才能を持った小悪党という設定が面白いです。
 登場人物に噺家も出てきますけれど、この本もオチがいい。書下ろしの「後日噺」が秀逸です。
ないたカラスじゃないですけれど、笑顔になれますよ。
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『街のいちにち』『12人のいちにち』

2014年06月21日 | BOOKS
 あすなろ書房さんのサイトで見つけた新刊。
 嬉しい再版でしょうか。改名されて、表紙の色合いも違うけれど、杉田比呂美さんの『街のいちにち』ですよね。

 新しいタイトルは、
『12にんのいちにち』
杉田比呂美 作
あすなろ書房


 ブロンズ新社から出ていた『街のいちにち』は、1993年の出版。
 なんと、20年以上前!!
 どこの国とも分からない素敵な街のいちにちが描かれていて、ちっとも古くならない素敵な絵本です。
 英語のタイトルもついていて、「A Day in the Life」。直訳すると「人生のいちにち」でしょうか。

 いろいろな職業、年齢の12人が、ある街のいろいろな場所で、ときにはすれ違ったりしながら、同じいちにちを過ごします。
朝の「6:00」のページから、「8:00」「10:00」……と2時間おきに時間は過ぎて、翌日の「6:00」まで。(つまり、13シーン)加えて、この街の地図と12人の紹介ページがあります。

 雨が降ったり、火事が起きたり、あちこちにおでかけしたり、不思議なことが起こったり!
 親子で何度も何度も楽しめる絵本です。
 我が家の娘も大好きで、ページのあちこちにある、ちょっとした不思議や楽しみをみつけては大騒ぎしていましたっけ。

 『12人のいちにち』に、書店で出会えるかな。
 知人のお子さんにプレゼントしようか、思案中です。

<追記 2014.06.23.>
 Amazon.co.jpのページで、『12にんのいちにち』の中を見ることができます。
『12にんのいちにち』 - Amazon.co.jp
 時刻表示が「あさ6時」「ひる12時」「ゆうがた4時」「よる8時」というようになっていますね。そして、時刻の横に短い簡単な場面説明があります。
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『ないしょのかくれんぼ』

2014年06月19日 | BOOKS
『ないしょのかくれんぼ』
ビバリー・ドノフリオ文
B・マクリントック絵
福本友美子訳
ほるぷ出版


 『ないしょのおともだち』の続編です。
 家中を歩き回ってみつかった、母と娘の可愛くて素敵な「ないしょ」。
 私も娘がいるので、本当に嬉しい優しい温かい気持ちになりました。

 原題は「Where's Mommy? (Mary and the Mouse) 」。
それにしても、「ママはどこ?」なんて、娘がさがしてくうれるのは何歳ぐらいまででしょう?
 この時期の子どもとのつながり・結びつきを大切にしたいですし、ずっと忘れたくないものですね。


 第1弾同様に、ネズミのおうちの工夫が本当に見事。
 ドールハウスを見ているような面白さです。
工作が好きな子だったら、真似して小さなお部屋を作るのも楽しいでしょうね!

 ぜひ、『ないしょのおともだち』と一緒に読んでもらいたい1冊です。

<関連記事>
『ないしょのおともだち』 - MOONIE'S TEA ROOM
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ちりめんじゃことカマンベールのピザ風お揚げ焼き

2014年06月16日 | 料理&美味しいもの
 先日イタリア料理店で食べた じゃこのピザが美味しかったので真似してみました。
 ピザ生地を作る時間がなかったので、薄揚げ(油揚げ)を使っています。

 薄揚げを横半分に薄くスライスして、食べやすいサイズに切った上にちりめんじゃこ・とろけるチーズ・カマンベールチーズを載せて、オリーブオイルを少したらして、オーブンで薄く焼き色が付くまで焼くだけ。

焼く直前の写真

 ※薄揚げ(油揚げ)は切った面を上にして具を載せてます。

 薄揚げがサクッとして、ちりめんじゃことチーズの塩分で、調味料要らずです。
普通のとろけるチーズだけよりも、カマンベールチーズの濃い味がちりめんじゃこに合うんです。
 海苔をプラスしても美味しそう。お試しあれ!
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『年収100万円の豊かな節約生活術』『やってみました!「年収100万円の豊かな節約生活術」』

2014年06月14日 | BOOKS
『年収100万円の豊かな節約生活術』
著者:山崎寿人
文藝春秋

『やってみました!「年収100万円の豊かな節約生活術」』
著者:春原弥生
文藝春秋

(文庫版)『年収100万円の豊かな節約生活術』
著者:山崎寿人
文藝文庫


 子どもがいる家庭で「年収100万円」は、ちょっと無理がある話。
 もちろん、教育資金のために貯金も必要だし、食費もかかる……。伸び盛りの中高生男子に、毎朝「ヨーグルト&バナナ」というわけにもいかないし。
 それでも、だからこそ、日々のやりくり・家計簿、格安食材レシピやポイントなどの稼ぎ方など参考になると思います。

 質の高い生活・楽しい人生って、一体なんでしょう?
 周りの人と比べて、広告に振り回されて、本当に必要なもの・必要でないものを見失ってはいないでしょうか。

 シンプルな暮らしの幸せ、自由な時間のある幸せ、友人や家族と過ごす時間のある幸せ。

 この本を読むと、「あれ?節約生活のはずなのに、かえって自由で贅沢かも……」と、思えてきます。
「モノをたくさん持っている幸せ」よりも、「モノにしばられない幸せ」が魅力的です。

『やってみました!「年収100万円の豊かな節約生活術」』は、コミックエッセイ。『年収100万円の豊かな節約生活術』を、家計管理のできていない夫婦2人の家庭でちょっと実践してみるという実録です。
 「贅沢してないつもり」なのに「貯金が増えない」、そんな家庭がどう変化するか……。さっと読めるマンガなので、こちらから先に読んでも良いと思います。


 あくまでも、できるトコロだけ参考にして、自分なりの節約生活を無理なく楽しむのが一番。
 この2冊。「あぁ、こんな生き方もあるんだ」と思うだけでも、一読の価値があると思います。



 
 
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『あのとき、この本』

2014年06月12日 | BOOKS
『あのとき、この本』
こうの史代 漫画
「この絵本が好き!」編集部 編
平凡社


 クリエイティブな仕事をしている方々のお気に入りの絵本が分かる1冊。
 福音館書店の月刊誌「こどものとも0.1.2」を買うとついてくる折込ふろく「絵本の楽しみ」に掲載されていた絵本の書評連載がまとめられたようです。
(「絵本の楽しみ」は、「こどものとも」「こどものとも年中向き」「こどものとも年少版」などの福音館書店の月刊誌にもそれぞれ付いているのですが、絵本好きには嬉しい連載があるのです

 71名の方の絵本についてのエッセイは、それぞれが非常に魅力的。
絵本作家はもちろん、小説家・漫画家・建築家・ブックデザイナー・イラストレーター・写真家・映画監督・医者・宇宙飛行士まで!!

 「この人はこんな絵本が好きなんだ!」と、その絵本を読むのも一興。
 「この絵本を好きなこの人は、どんな仕事をしている人なんだろう?」と、その方のお仕事に関する本を探すのも素敵です。

 それぞれの回に、こうの史代さんの4コマ漫画「ときこの本」。
その回の絵本にちなんだテーマで書かれるマンガが、可愛くて面白くて、どこか懐かしいです。
 主人公は「ときこちゃん」と、「本さん」。名前の由来は、タイトルを見れば分かりますよね?
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冷凍カレイの煮つけのコツ

2014年06月10日 | 料理&美味しいもの
 本当に一手間プラスするだけで、段違いに味が良くなります。
ブリ大根のブリと同じように、煮付ける前のカレイを「霜降り」するだけで、びっくりするほど美味しくなるんです。

 「霜降り」というのは、肉や魚の表面が白くなる程度に、沸騰しているお湯にくぐらせること。
表面についている雑味が洗い落とされるのか、ぐっと美味しくなります。

 解凍は、前日から冷蔵庫へ。
 
 まず、カレイの煮汁を用意します。
そして、煮汁を用意した鍋とは別の鍋にお湯をぐらぐらと沸かします。沸かした熱湯に、1切れずつカレイをくぐらせていきます。
 フライ返しと菜箸などを使って、身が割れないように丁寧に扱ってくださいね。

 上の写真。右の鍋が白く濁っているのが分かるでしょうか。脂も浮いてます。(右側の鍋)

 さっとカレイの表面の色が変わったら、煮汁のほうへ移動させます。
(ブリ大根のときは霜降り後に水洗いもしたのですけど、カレイは洗うと身が崩れてしまうので洗わずに煮汁へ入れちゃいます)

 あとは、煮汁で煮ていくだけ。
洗う鍋も1つ増えますが、一度この味の違いを感じると「霜降り」しないで作ろうなんて、もう思えません。

 お試しあれ!


 ちなみに、我が家のカレイの煮つけのレシピはこちら。
<材料>
・カレイ 4~5切れ

(煮汁)
・水 大さじ5
・しょうゆ 大さじ5
・酒 大さじ2
・さとう 大さじ2.5 (2と2分の1)

・しょうが(皮付きのまま薄切り) 1かけ分

<作り方>
(1)煮汁を煮立て、いったん火を止める。
(2)別鍋で「霜降り」したカレイを煮汁に入れ、しょうがをのせ落しぶたをする。
(3)中火で4分ほど煮てから、弱火で6分ほど煮る。(煮汁が4分の1程度になるまで)
   ※ときどき鍋をゆり動かしながら煮る。
(4)少し冷ましてから、崩れないように器に盛り、煮汁をかける。
 我が家はフライパンで作ってます。あれば、実山椒を入れてもいいですね。
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『3年7組食物調理科』『生きるぼくら』

2014年06月08日 | BOOKS
『3年7組食物調理科』
著者: 須藤靖貴
講談社


『生きるぼくら』
著者: 原田マハ
徳間書店


 表紙はそれぞれ、1膳のご飯と、田んぼの風景。
 両方とも若者の成長と、「美味しいものを作って食べて喜んでもらう・幸せになる」ことを描いた作品です。

 『3年7組食物調理科』は、タイトルでも分かる通り高校の「食物調理科」が舞台。
 高校3年生の調理科の生徒たちが、料理を作ること、サービスすることだけでなく、議論して意見をまとめることを大切にしているところが、なんとも羨ましい。
 議論することも、話し合って解決することも、日本の学校では本当に不足していると思っていたので、こんなクラスが存在するのならば、ぜひ子どもを通わせたいぐらいです。
 そして、「叱ってくれる人への感謝」に胸が熱くなります。
 高校生や調理科を目指している中学生にも読んでもらいたい。(でも、高校によっては入学してから現実とのギャップにショックを受けるかも……


 『生きるぼくら』は、ひきこもりの青年が生きる力を取り戻していく物語。
 舞台は長野県茅野市の、奥蓼科(おくたてしな)。自然の中で、農業をしていく中で、少しずつ変化が起きていきます。
多くの人とのふれあいから、大切な人との関係を見つめなおす時間。けっして家の中に一人でいるときには手に入れられないものがあります。
 ちょっと上手くいきすぎだとは思いますが、一歩踏み出す勇気や家族のつながりの大切さを再認識する物語です。


 今の自分から変わりたいとき、新鮮な気持ちになりたい時におススメの2冊です。
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『かばくんとクレヨン』

2014年06月06日 | BOOKS
『かばくんとクレヨン』
著/コンドウアキ
小学館


 やさしさいっぱいの絵本です。
リラックマの作者 コンドウアキさんの物語は、ほんわかあたたかくて読んでいて幸せな気持ちになります。

 不器用だけど、頑張り屋さんで思いやりにあふれている かばくんの物語。
 不思議な魔法のクレヨンも、夢がいっぱいで楽しいアイテムです。

 かばくんは1年生なので、年長さんか1年生の読み聞かせで読みたい1冊ですね。
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塩こうじ蒸し鶏

2014年06月04日 | 料理&美味しいもの
 これからの季節におススメです。

 塩こうじに漬けた鶏もも肉をフライパンで蒸して、冷蔵庫できっちり冷やして、サラダや冷やし中華に。
夕ご飯で美味しくいただくには、昼ごろには冷やしたほうがいいですね。作り置きができるので、時間のある日に作っておいて、翌日以降の忙しい日のメニューに活用してます。
写真は、左の鶏肉1枚分だけスライスしたところ。)

塩こうじ蒸し鶏
<材料>
・鶏もも肉 2枚
・塩麹 大さじ2~3
・酒  60~100ml
・しょうが(薄切り)4~6枚
・こしょう 少々

<下準備>
・買ってきた鶏もも肉を塩こうじに漬けておく。2時間から1晩ぐらい。
※鶏肉の余分な脂はとって、塩こうじと一緒にビニール袋へ入れて、全体に塩こうじがいきわたるようにもみます。

<作り方>
(1)フタのできるフライパンに、漬けておいた鶏もも肉を皮目を下にして入れ、酒を加え、しょうがの薄切りをのせて、軽くこしょうをふってフタをする。
(2)まず強火で加熱し、お酒がふつふつと沸いてきたら弱火にし5分したら鶏肉を裏返す。さらに、5分したら裏返し、もう5分。
※裏返すと一旦温度が下がるので、フタをしたら、再度ふつふつするまで火を強め、また弱火にする。

(3)合計15分加熱したところで火を止め、フタをしたまま30分ほど冷まし、皮目を下にしてタッパーなどの容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
※蒸した汁は入れません。鶏肉だけ冷やします。
(4)冷えたら、お好みの厚さにスライスしてどうぞ。


■アレンジ
 塩こうじでなく、塩+コショウと酒でさっと漬け込んでもできます。
 塩+あらびき黒コショウと白ワインで漬けたものを、ローリエとスライスにんにく、白ワインにコンソメ少々で蒸して、洋風蒸し鶏にも。
 コンソメスープを粉ゼラチンで固めて、ゼリー状にしたものをドレッシング代わりにして食べたら美味しかったです。
 蒸すときに使う酒を紹興酒にして、ごま油を少々入れると中華風蒸し鶏になりますね。

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『マックペリカン』シリーズ

2014年06月02日 | BOOKS
『マックペリカン城のたからさがし』
『マックペリカン一家のアメリカ冒険旅行』
 スクーラー・アンダーソン(Scoular Anderson):著 
 主婦の友社

 超大金持ちのマックペリカン一家。
 スコットランドのお城に住んでいて、おかしな発明をしていて、親戚はみんな個性的。(変わり者?

 『マックペリカン城のたからさがし』(原題:「A puzzling day at Castle MacPelican」)では、マックペリカン城を探検。絵探し・迷路・泥棒探し、20匹の犬を探すだけでも何日も遊べます。
 とにかくお城の中にはおかしなものがあふれていて、絵を見ているだけでも笑ってしまう面白さです。

 そして、『マックペリカン一家のアメリカ冒険旅行』(原題:「MacPelican's American adventure」)では、個性的なマックペリカン一家がアメリカへ旅行。北アメリカをぐるぐる旅しながら、スパイを探したり、たくさんいるアライグマを探したり、おばさんが失くしたものを探したり……。目的地と反対方向に行ったり、相変わらずのとんちんかんな行動ばかりで、思わず吹き出してしまいます。
 100年以上前の「古き良きアメリカ」の様子が素敵です。

 私と娘は2匹のクモを追いかける迷路が大好き。
 犬とアライグマも1匹1匹個性があって、「あ、この子、ここにいた!また寝てる!」とか「また、頭突っ込んでる!」と、どのページでも盛り上がります。
1ページ1ページ丁寧に描かれているので、最初のページから最後のページまで飽きることなく楽しめるゲームブックです。 
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