今さっき、スーパーに行ったら、野菜売り場に大きなポスターが!
「冬至には『ん』の音が2つある食材を7種類食べると「運」「根」「鈍」にあやかり出世するという言い伝えがある。
(「根」は根気、「鈍」は器用貧乏の反対。)」
『大辞泉』によると、「運根鈍」は「成功するには、幸運と根気と、鈍いぐらいの粘り強さの3つが必要であるということ。」
「運鈍根」ともいうそうです。
そこで調べてみると、
『冬至の七福菜(とうじのしちふくさい)』というものがあるそうで、
・なんきん(南瓜=かぼちゃ)
・にんじん(人参)
・なんばん(南蛮=ネギまたは唐辛子)
・れんこん(蓮根)
・きんかん(金柑)
・いんげん(インゲン豆)
・ぎんなん(銀杏) で、7つ。
それに加えて
・はんぺん
・きんとん
・かんてん(寒天) だとか。
別名
『冬至七種(とうじななくさ)』ともいうようです。
この「七種(ななくさ)」は、7種類ということ。
やっぱり「7」は縁起が良い数字なんですね。
(「七草がゆ」の「ななくさ」を思い浮かべてしまうのは、私だけではないですよね?)
我が家では、「なんきん」と「にんじん」と「なんばん(ネギ)」を食べようと思います。
<追記>
かんらん(甘藍=キャベツ)もだそうです。冬のキャベツも美味しいですもんね。
うどんも、
饂飩(うんどん)で、「ん」の字2つ!
娘は「ワンタンは?」と言ってます。
こじつけでもいい、担げる縁起はたくさん担いで、来年もよいことたくさんありますように!
<追記 その2:2017.12.21.>
「フランスパン」も、「ん」2つ。
今年は「なんきん(かぼちゃ)」のグラタンと、「にんじん」のマリネ。「れんこん」のホットサラダ。
フランスパンを添えて、洋食の冬至メニューにしようと思います。
<追記 その3:2019.12.22.>
今年、生協のチラシを見てみたら
「運盛り【うんもり】」という言葉が書いてありました。
「冬至に『ん(運)』のつくものを食べて運を呼び込む『運盛り』。昔ながらの縁起担ぎです。」
「運盛り」って言葉は初めて聞きました。私の持っている「広辞苑」「大辞泉」「大辞林」「日本語大辞典」には載っていませんでしたが、いつからの風習なんでしょうね。
言葉遊びでもあり、冬場にしっかり栄養をとるための言い伝えだったのでしょうね。