『かっぱのねね子 こうの史代小品集』
こうの史代
朝日新聞出版
福音館書店から発行されていた小学校低学年向け雑誌「おおきなポケット」。
今は休刊してしまっていますが、そこで連載されていた「かっぱのねね子」と、そのほかの短編を合わせた"小品集"です。
どのお話も、こうのさんらしい茶目っ気と優しさがあります。
いたずら好きで、意地悪で、でもちゃんと優しいところもある、河童の女の子 ねね子。
いじっぱりで、短気で、でも寂しがりやの ねね子がとる行動の多くは、大人から見ると「困った子」に見えてしまうでしょう。
それでも、子ども達には親近感がわくキャラクターなんだと思います。
優しくて善良な いずみちゃん、どじょうの ながいくんも、いずみちゃんのご家族も、ねね子のことを温かい目で見守り、大切にしています。
「困ったことをしてしまう子であっても愛される」そんな肯定感を、小さい頃に持つことができる子どもは幸せなんじゃないでしょうか?
「良い子でいなくちゃ」というプレッシャーに押しつぶされそうな子ども達にも読ませてあげたいし、まず子育てをする大人が読むべきなのかもしれません。
こうの史代
朝日新聞出版
福音館書店から発行されていた小学校低学年向け雑誌「おおきなポケット」。
今は休刊してしまっていますが、そこで連載されていた「かっぱのねね子」と、そのほかの短編を合わせた"小品集"です。
どのお話も、こうのさんらしい茶目っ気と優しさがあります。
いたずら好きで、意地悪で、でもちゃんと優しいところもある、河童の女の子 ねね子。
いじっぱりで、短気で、でも寂しがりやの ねね子がとる行動の多くは、大人から見ると「困った子」に見えてしまうでしょう。
それでも、子ども達には親近感がわくキャラクターなんだと思います。
優しくて善良な いずみちゃん、どじょうの ながいくんも、いずみちゃんのご家族も、ねね子のことを温かい目で見守り、大切にしています。
「困ったことをしてしまう子であっても愛される」そんな肯定感を、小さい頃に持つことができる子どもは幸せなんじゃないでしょうか?
「良い子でいなくちゃ」というプレッシャーに押しつぶされそうな子ども達にも読ませてあげたいし、まず子育てをする大人が読むべきなのかもしれません。