『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー The Real British Secondary School Days』
著者:ブレイディみかこ
出版社:新潮社
イギリス在住の著者が、中学生になった息子さんとの日常を描いた1冊です。
しかし、その「日常」が驚くほどに「普通じゃない」。
「外国人労働者受け入れ拡大」がスタートした日本に、これから間違いなく訪れる「多様性ある社会」を考えるための発見がたくさんある本です。
中学生から大人まで、多くの人が読んでくれたら、多くの「分断」「差別」による問題が減るんじゃないでしょうか。
イギリスというと「EU離脱=ブレグジット」か「王室」のニュース。
「貧困」「移民」「差別」「格差」のニュースは、私たち日本人にはあまり届いてないように思います。
この本では、「元底辺中学校」に入学した息子さんが学校生活で出会うトラブルや悩み事を取り上げながら、イギリスの社会問題をわかりやすく説明してくれています。
そして、その問題は「日本にはない」とは言い切れないことばかり。
それにしても、息子さんの考え方が毎回毎回素敵です。
家族や周りの大人から「相手の考えを尊重する姿勢」が受け継がれていることが伝わります。
大人よりも子どものほうが理解していることもある。
私も、そんな当たり前のことを素直に受け入れられる大人でいたいと思います。
表紙と挿絵イラストは、中田いくみさん。
『やましたくんは しゃべらない』のときにも感じましたが、思春期に入る頃の少年の独特の空気が伝わる絵だと思います。
ちょっと『ぼくの地球を守って』の輪くんを思い出してしまいます。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は もともと雑誌連載。
その連載は、この本が出版された今も、雑誌「波」(新潮社)で続いています。
続きも楽しみです。
<関連リンク>
・新潮社『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』特設サイト
新潮社の特設サイト。試し読みもあります。
著者:ブレイディみかこ
出版社:新潮社
イギリス在住の著者が、中学生になった息子さんとの日常を描いた1冊です。
しかし、その「日常」が驚くほどに「普通じゃない」。
「外国人労働者受け入れ拡大」がスタートした日本に、これから間違いなく訪れる「多様性ある社会」を考えるための発見がたくさんある本です。
中学生から大人まで、多くの人が読んでくれたら、多くの「分断」「差別」による問題が減るんじゃないでしょうか。
イギリスというと「EU離脱=ブレグジット」か「王室」のニュース。
「貧困」「移民」「差別」「格差」のニュースは、私たち日本人にはあまり届いてないように思います。
この本では、「元底辺中学校」に入学した息子さんが学校生活で出会うトラブルや悩み事を取り上げながら、イギリスの社会問題をわかりやすく説明してくれています。
そして、その問題は「日本にはない」とは言い切れないことばかり。
それにしても、息子さんの考え方が毎回毎回素敵です。
家族や周りの大人から「相手の考えを尊重する姿勢」が受け継がれていることが伝わります。
大人よりも子どものほうが理解していることもある。
私も、そんな当たり前のことを素直に受け入れられる大人でいたいと思います。
表紙と挿絵イラストは、中田いくみさん。
『やましたくんは しゃべらない』のときにも感じましたが、思春期に入る頃の少年の独特の空気が伝わる絵だと思います。
ちょっと『ぼくの地球を守って』の輪くんを思い出してしまいます。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は もともと雑誌連載。
その連載は、この本が出版された今も、雑誌「波」(新潮社)で続いています。
続きも楽しみです。
<関連リンク>
・新潮社『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』特設サイト
新潮社の特設サイト。試し読みもあります。