MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『毎日かあさん 14(卒母編)』

2017年10月18日 | BOOKS
『毎日かあさん14 卒母(そつはは)編』
著者:西原 理恵子
毎日新聞出版


 我が家の長男次男は、西原さんの家のお子さんたち2人と同じ学年で、1巻からずっと「うちもそう」「わかるわかる!」と共感したり、驚いたりしながらの14冊。
 いよいよこれで、完結巻「卒母編」だそうです。

 しかし、「卒母(そつはは)」とは本当に難しいものです。
 離れて住んでいる息子たちから、メールの返事が数日なければ、心配になるし。
 地震だとか、悪天候のときも、離れて暮らしていると、ついつい「大丈夫かな」と考えてしまうし。
 あちらの天気予報もついチェックしてしまう……。

 きっと親が子を心配することまでは「卒業」できなくて当たり前。
 ただ、「離れて、信頼して、見守れる」そんな親になること、そして「自分自身の人生を、中心に考える時間を持つこと」を、西原さんは「卒母」と名付けたのだと、読んでいて感じました。
 「毒親」にならず、「親子共依存」にならず、子どもに疎まれず、会えば笑顔で語り合える……。
  「母」だとか「父」、「親」という立場からじゃなく、「大人と大人」で語り合う日も、近いのだなぁ。

 子どもたちも、『毎日かあさん』を読んで大きくなってきました。
 「読んだら?」なんて一度も言ったことないけれど、親からは教わらないようなことも、たくさん西原さんの本から教えられて育っている気がします。
 まるで、近所のおばちゃんや親戚のおじちゃんから教わるみたいに。
 
 毎巻そうなのですが、『毎日かあさん』は泣けます。
 笑うところのほうが多いですけれど、ふと胸がいっぱいになって泣いてしまいます。
 どの巻も、だまされたと思って、最後まで読んでみることをおススメします。

 1巻から読み返すと、幼子の可愛らしさと子育ての懐かしさで、また泣けます。
 そういえば、「むぎちゃん5(ファイブ)」の5人兄弟はどうなったかな。元気かな。
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『妖怪一家のハロウィン(妖怪一家九十九さん)』

2017年10月10日 | BOOKS
『妖怪一家のハロウィン(妖怪一家九十九さん)』
富安陽子/作
山村浩二/絵
理論社


 人間と妖怪の共生を目指す、妖怪一家の九十九さんファミリー。
 今回は、ドイツから「ヨーロッパ魔もの連合」の会長さんご一家が、人間との共生を見学にやってきます。

 会長さんの家族は、狼男と魔女。
 折しも、見学当日は満月の夜。
 妖怪一家の「おもてなし」は、うまくいくでしょうか。

 トラブルメイカーでも、憎めない家族たち。
 国の違いを超えて、温かい家族愛と友情が伝わる1冊です。
 
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年3度の息子ハグ

2017年10月01日 | FAMILY
 長期休暇が終わって下宿に戻る息子たち。
 一度行ってしまうと2ヶ月から4ヶ月くらい帰ってこないので、帰省の最後にはハグをしてもらうことにしています。

 もう父親よりも肩幅も広いし、背も高い。
 なんだか急に、私の身体が小さくなっちゃったみたいに感じるハグ。
 どんどん、大人になっちゃって……。反抗もしなくなっちゃって……。
 やっぱり、ちょっぴり淋しいなぁ。

 友人には「こっちから会いにいけばいいじゃない」と言われるけれど、自分の中では「大きなトラブルがないかぎり、行かないぞ」と、そう決めちゃったんだから頑固です。もっと柔軟に考えてもいいんだろうけれど、会いにいかないのが一種の「願掛け」になっていて、「離れているほうが、元気でやっていける」と信じたいのかもしれません。

 やりたいこと見つけて、仲間もできて、自分でなんとか家事もして、勉強もそれなりにやっているんだから、ほめてやらなくちゃいけないですよね。
 次は、年末年始休業に家族がそろうといいなぁ。
 
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