モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

森のあんずの花が見頃です。(妻女山里山通信)

2011-04-15 | アウトドア・ネイチャーフォト
 朝6時過ぎに近くのあんずの里・森に出かけました。早朝のあんずの里は、まだ朝日が鏡台山や大峯山に遮られて群青のしじまの中にありました。山陰にあったが幸いして戦火をまぬがれたという観龍寺(信濃三十三番札所第六番)へ登ってみました。ここからだと、山際のあんず畑がほぼ一望できます。見ると平地はほぼ満開。山際に近づくほど蕾が多くなり、山際の日陰や在来種のあんずは、まだ開いていない様です。

 昔に比べると、新品種のあんずが多くなったことや、家屋が昔は茅葺きや藁葺きで民家の敷地にもあんずの木がたくさんあったのですが、それが激減して民家の屋根も瓦等になったため、風景は一変しました。それでも、所々に残る在来種の古木は人気で、カメラマンが集中します。最初のカットがそのあんずの木で、樹齢250年といわれています。遠目にはピンクというより、ややコーラルピンクという肌色がかった色合いですが、この色が集落中を埋め尽くしたのが昔の風景でした。遠くにまだ真っ白な白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)がそびえています。

 色々な種類のあんずの花をアップで載せましたが、なかには楊貴妃という名前のあんずもあります。最近は粒の大きなアメリカ種が増えて来てあんず畑というよりアプリコットガーデンという感じになってきました。夏の初めになる大きな甘酸っぱいあんずの味は、どこか郷愁を誘う味です。昔は、わが家の周りにもたくさんあって、季節になると収穫されなかったあんずが道に落ちて、集落中がむせ返るような甘ったるいあんずの香りで充満したものです。わが家の前にも在来種の古木があったのですが、今年切られてしまいました・・。おたきおばさんも草葉の陰で泣いていることでしょう。

 一般の観光客は、下の平地を回るのですが、私は山際を歩きます。農道や作業道はいいのですが、畑には入らないでくださいね。むしろ年配のカメラマンにマナーが悪い人が多いのが気になります。また、早朝はあんずの消毒作業をしているので、風下に入ると浴びてしまい危険です。放射性物質よりははるかにましでしょうが・・。山際を歩いていると、時折ケーン!という激しい鳴き声がします。キジです。ヤマドリはほとんど鳴きません。そう思っていたら、目の前をキジのつがいがちょこちょこと横切って行きました。美味しそうでしたが、味はヤマドリの方が格段に上です。しかし、売買が禁止されています。誰かください。

 最後のカットは、林道芝平樽滝線のある場所から、あんずの里を俯瞰したものです。確かに眺めはいいのですが、この林道は落石が以上に多く、またガードレールもないので、林道走行に慣れている人以外にはあまりおすすめできません。今年は震災の影響で、あんず祭りの各種イベントはのきなみ中止になったようですが、売店はいつも通り出ていました。人出も例年に比べると少ない様です。その分静かに花が鑑賞できると思います。見頃は、この土日と来週前半でしょう。あんずが終わると妻女山の桜が咲き出します。そしてその後は、千曲川畔の桃の花が満開に、GWごろからは茶臼山麓のリンゴの真っ白な花が咲きだします。

2009年のあんずの里ルポ。
 
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