先週末の晴れた日に妻女山山系へ。ゼフィルスを求めてあちこちを歩き回りました。
ウラナミアカシジミ(裏波赤小灰蝶)。翅の表は鮮やかなオレンジ色で縁が黒。裏はオレンジに黒い斑点。成虫は栗の花で吸蜜することが多いので、山栗の木の近くを探すと見つかります。幼虫の食草は、コナラやクヌギ、アベマキなど。
表の黒い部分の幅が広いのでメスでしょうか。
日を浴びてオレンジ色の翅が鮮やかに光っています。ニジニジとゆっくりと回転しています。何をしているのでしょう。
テングチョウ(天狗蝶)。名前の由来は頭部を見ると分かります。今年は妻女山山系のあちこちで大量に見られます。
ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)。翅の裏の模様が非常に特徴的なので同定しやすいゼフィルスです。シジミチョウを撮影に来ていた女性から、近所のある山で大発生しているとの情報を得ました。この蝶もニジニジとゆっくりと回転していました。幼虫の食草は、コナラ、クヌギ。カシワなど。成虫はクリなどで吸蜜します。
ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)。シオカラトンボのメスか若いオスなのですが、拡大して尾部付属器を見ると、どうやらメスの様です。
(左)陣場平入り口のヒメグルミかオニグルミ。この山系には両方あります。(右)オカトラノオ(丘虎の尾)の蕾。あちこちに群生地があります。
(左)ヤマホタルブクロ(山蛍袋)。(右)今年の花はなぜか大きい。
週初めは、林道倉科坂線へ。かなり歩きました。ミドリヒョウモン(緑豹紋)。やっと撮影できました。食草はスミレ。成虫は、アザミやクリなどで吸蜜します。ヒョウモンチョウは、飛んでいる翅の表だけを見てもなかなか同定できませんが、メスグロヒョウモンのメスだけは、すぐに分かります。最近は、ツマグロヒョウモンが庭に舞ってくる様になりました。
ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)のメス。しましま模様の脚が可愛いゼフィルスです。幼虫の食草はマメ科、バラ科、タデ科、ミカン科などの花。
ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)。幼虫の食草は、イネ科のススキ、チヂミザサなど。可愛い蝶ですが、アップで見ると顔がヒゲモジャです。
オカトラノオの花も咲きだしました。花穂の下の方から咲いていきます。アリが好んで訪れます。
今年は本当にテングチョウが多い。そこらじゅうで目にします。
右に上信越自動車道のサービスエリア。千曲川の流れ。崖の見える金井山。城跡があります。左奥は拙書でも紹介の高社山。今年はカッコウとホトトギスの鳴き声があまり聞かれません。サンコウチョウは早めに訪れた様です。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
ウラナミアカシジミ(裏波赤小灰蝶)。翅の表は鮮やかなオレンジ色で縁が黒。裏はオレンジに黒い斑点。成虫は栗の花で吸蜜することが多いので、山栗の木の近くを探すと見つかります。幼虫の食草は、コナラやクヌギ、アベマキなど。
表の黒い部分の幅が広いのでメスでしょうか。
日を浴びてオレンジ色の翅が鮮やかに光っています。ニジニジとゆっくりと回転しています。何をしているのでしょう。
テングチョウ(天狗蝶)。名前の由来は頭部を見ると分かります。今年は妻女山山系のあちこちで大量に見られます。
ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)。翅の裏の模様が非常に特徴的なので同定しやすいゼフィルスです。シジミチョウを撮影に来ていた女性から、近所のある山で大発生しているとの情報を得ました。この蝶もニジニジとゆっくりと回転していました。幼虫の食草は、コナラ、クヌギ。カシワなど。成虫はクリなどで吸蜜します。
ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)。シオカラトンボのメスか若いオスなのですが、拡大して尾部付属器を見ると、どうやらメスの様です。
(左)陣場平入り口のヒメグルミかオニグルミ。この山系には両方あります。(右)オカトラノオ(丘虎の尾)の蕾。あちこちに群生地があります。
(左)ヤマホタルブクロ(山蛍袋)。(右)今年の花はなぜか大きい。
週初めは、林道倉科坂線へ。かなり歩きました。ミドリヒョウモン(緑豹紋)。やっと撮影できました。食草はスミレ。成虫は、アザミやクリなどで吸蜜します。ヒョウモンチョウは、飛んでいる翅の表だけを見てもなかなか同定できませんが、メスグロヒョウモンのメスだけは、すぐに分かります。最近は、ツマグロヒョウモンが庭に舞ってくる様になりました。
ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)のメス。しましま模様の脚が可愛いゼフィルスです。幼虫の食草はマメ科、バラ科、タデ科、ミカン科などの花。
ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)。幼虫の食草は、イネ科のススキ、チヂミザサなど。可愛い蝶ですが、アップで見ると顔がヒゲモジャです。
オカトラノオの花も咲きだしました。花穂の下の方から咲いていきます。アリが好んで訪れます。
今年は本当にテングチョウが多い。そこらじゅうで目にします。
右に上信越自動車道のサービスエリア。千曲川の流れ。崖の見える金井山。城跡があります。左奥は拙書でも紹介の高社山。今年はカッコウとホトトギスの鳴き声があまり聞かれません。サンコウチョウは早めに訪れた様です。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。