最高気温が24度の予報でしたが、もっと高くなるだろうと9時前から妻女山陣場平の保全作業に。10時に髻山へ向かいました。国道18号線の渋滞に巻き込まれましたが、なんとか11時前に着きました。3月の開花期に二度訪れてブログにアップしたので、今回で三度目です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/6b/32fe4b6fbeef2f1324c53d3659b80cd7.jpg)
満開の林檎の花越しに見上げる髻山(もとどりやま)。山頂は上杉謙信の山城があります。セリバオウレンの群生地へは、登山道もなく、ここから登るの?という場所から藪山を急登します。棘のあるノイバラや山椒の藪をかき分けて登ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/cb/7bef2fc58036e2c18e09bb064e5d789a.jpg)
(左)シロバナオドリコソウ。山頂にも群生地があります。おそらく満開でしょう。白装束の女性が踊っている様に見えます。(右)アマドコロかナルコユリか同定が難しいのですが、茎に角があるのでアマドコロかなと。アマドコロの方が葉が広いので間違いないでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/18/f7997d2d9587ff6b328d9ec56ae424a4.jpg)
(左)ウスバシロチョウの食草のムラサキケマン。妻女山のはシロバナケマン。数頭ですが、ウスバシロチョウも舞っていました。(右)妻女山ではすでに散ってしまった草木瓜(くさぼけ)が咲いていました。実は地梨といって果実酒にします。薬効があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/65/a55c144bb4bb19b89fbf0de44bd9693e.jpg)
あ〜、こっちだったかなと少し迷いながら藪山を登って、やっとセリバオウレンの群生地に到着。心配していたほど荒れていなかったのでひと安心。鳥のさえずりを聞きながら撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/13/107d525e72efed03a842a781dcc9cf7c.jpg)
(左)一部は結実しています。(右)倒木や落枝がほとんど見られなくて安心しました。ただ、地元の人も知らず、保護活動もされていないので、急激な環境変化があった場合には、絶滅の危機に瀕する可能性があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/2f/f0689dcd1579dddfbaaf85816e80d52c.jpg)
林檎畑と樹下には蒲公英(たんぽぽ)。気温は26度。たっぷりと日焼け止めを塗ってきましたが、焼けそうです。この美しい季節に信州の里山を訪れないのはもったいない。今回はピークハントをしませんでした。麓を歩くだけでも癒やされます。ただ、里山は登山道以外に作業道、獣道と枝道が多いので、北アルプスより迷いやすいのです。ぜひ地形図が載っている拙書を御覧ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/90/911766026772abd12ca791bfb19678ab.jpg)
(左)妻女山に戻って、今は亡き友人のログハウスへ。ちょっと遅い昼食。手作りの、もち麦トーストにアボガド、ハーブサラダチキン、トマト、卵焼きのサンドウィッチで。(右)小鳥がさえずり、クマバチ、コミスジ、モンシロチョウ、モンキチョウが舞う中でゆるゆると昼餉を楽しみます。湿度があるのか、北アルプスは霞んでいます。山仕事の道具を色々と持ち込むので車で上りますが、林道(正確には農道)は、雨でえぐれていて最低地上高が高くないと無理。加えて狭いのでサイドを枝などでこすります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/8d/552a14cb15c048883af86141733b293f.jpg)
(左)ホタルカズラも次々に開花しています。(右)待っていたギンランも蕾に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/36/03424e3ed0f586ed23e05b5a038e8565.jpg)
(左)ゴヨウアケビ。ミツバアケビもあります。食用にするのは、実が大きなミツバアケビ。(右)シナノタンポポで吸蜜するウスバシロチョウ。食草はシロバナケマンやムラサキケマンですが、吸蜜はしません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/b3/6a55b6032bbfe253cca142551797d2fa.jpg)
里山保全の作業後立ち寄った妻女山展望台から北を望むと髻山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/da/4aa3025210cca326ef84a3271df72b13.jpg)
東を望むと真田十万石の松代。奇妙山山頂は古い山城で、拙書ではその山名の由来や歴史も記しています。松代城跡はもちろん、真田信之の霊廟がある長國寺や真田宝物館、松代藩文武学校、象山神社、松代象山地下壕もぜひ訪れてください。川中島の戦いと古代科野国の妻女山や斎場山もおすすめです。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/4b/aa6171e583ed85402e8b4d0c80612255.jpg)
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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満開の林檎の花越しに見上げる髻山(もとどりやま)。山頂は上杉謙信の山城があります。セリバオウレンの群生地へは、登山道もなく、ここから登るの?という場所から藪山を急登します。棘のあるノイバラや山椒の藪をかき分けて登ります。
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(左)シロバナオドリコソウ。山頂にも群生地があります。おそらく満開でしょう。白装束の女性が踊っている様に見えます。(右)アマドコロかナルコユリか同定が難しいのですが、茎に角があるのでアマドコロかなと。アマドコロの方が葉が広いので間違いないでしょう。
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(左)ウスバシロチョウの食草のムラサキケマン。妻女山のはシロバナケマン。数頭ですが、ウスバシロチョウも舞っていました。(右)妻女山ではすでに散ってしまった草木瓜(くさぼけ)が咲いていました。実は地梨といって果実酒にします。薬効があります。
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あ〜、こっちだったかなと少し迷いながら藪山を登って、やっとセリバオウレンの群生地に到着。心配していたほど荒れていなかったのでひと安心。鳥のさえずりを聞きながら撮影。
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(左)一部は結実しています。(右)倒木や落枝がほとんど見られなくて安心しました。ただ、地元の人も知らず、保護活動もされていないので、急激な環境変化があった場合には、絶滅の危機に瀕する可能性があります。
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林檎畑と樹下には蒲公英(たんぽぽ)。気温は26度。たっぷりと日焼け止めを塗ってきましたが、焼けそうです。この美しい季節に信州の里山を訪れないのはもったいない。今回はピークハントをしませんでした。麓を歩くだけでも癒やされます。ただ、里山は登山道以外に作業道、獣道と枝道が多いので、北アルプスより迷いやすいのです。ぜひ地形図が載っている拙書を御覧ください。
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(左)妻女山に戻って、今は亡き友人のログハウスへ。ちょっと遅い昼食。手作りの、もち麦トーストにアボガド、ハーブサラダチキン、トマト、卵焼きのサンドウィッチで。(右)小鳥がさえずり、クマバチ、コミスジ、モンシロチョウ、モンキチョウが舞う中でゆるゆると昼餉を楽しみます。湿度があるのか、北アルプスは霞んでいます。山仕事の道具を色々と持ち込むので車で上りますが、林道(正確には農道)は、雨でえぐれていて最低地上高が高くないと無理。加えて狭いのでサイドを枝などでこすります。
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(左)ホタルカズラも次々に開花しています。(右)待っていたギンランも蕾に。
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(左)ゴヨウアケビ。ミツバアケビもあります。食用にするのは、実が大きなミツバアケビ。(右)シナノタンポポで吸蜜するウスバシロチョウ。食草はシロバナケマンやムラサキケマンですが、吸蜜はしません。
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里山保全の作業後立ち寄った妻女山展望台から北を望むと髻山。
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東を望むと真田十万石の松代。奇妙山山頂は古い山城で、拙書ではその山名の由来や歴史も記しています。松代城跡はもちろん、真田信之の霊廟がある長國寺や真田宝物館、松代藩文武学校、象山神社、松代象山地下壕もぜひ訪れてください。川中島の戦いと古代科野国の妻女山や斎場山もおすすめです。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。