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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山は11度。寒風の中散る貝母。なんとイカリソウが咲き始めました(妻女山里山通信)

2021-04-26 | アウトドア・ネイチャーフォト
 26日(月)は、北風が吹き、なんと妻女山の気温は11度。北風が寒いです。陣場平の貝母(編笠百合)は、北風が吹くたびに散っていきます。

 妻女山松代招魂社の八重桜が満開です。小布施の千曲川の堤防の八重桜も満開です。例年ならGWに満開になるのですが、今年は色々な花がすでに咲いています。

 たくさんの方が訪れてくれた陣場平の貝母(編笠百合)も、散り始めました。

 強い北風が吹くと花びらが散り、種が現れます。ひと月もすると2センチぐらいに成長します。

 貝母とシロバナヤブケマン。シロバナヤブケマンは、5月中旬すぎから、妻女山山系に舞い始めるウスバシロチョウの幼虫の食草です。

 陣場平の東の端に咲く桜。ヤマザクラやカスミザクラは散ってしまったので、それではありません。葉の形も違います。なに桜でしょうか。

 セリバオウレンの葉も、随分と成長しています。

 陣場平の下にマルバアオダモが咲いているのを見つけました。まだ小さな木なので花穂(かすい)も小さいのですが、大木になると見事な花穂を揺らします。

 GW後に咲くホタルカズラも咲いたことから。もしやイカリソウもと群生地へ行くと、咲いていました。

 こんなに初夏の訪れが早いと、この先どうなるのだろうと心配になります。激しい気温差に、自律神経失調症が治まりません。イカリソウは、淫羊霍(インヨウカク)といって強精強壮効果で有名な生薬です。ただ、貝母同様に副作用もあるので注意が必要です。里ではリンゴの花も咲き出しました。いやはや。
 GWの天気は、かなり不安定ですね。人が大勢集まるようなところには行かないようにします。里山はオススメです。新緑が眩しい森の道を、小鳥のさえずりを聞きながら、フィトンチッドを浴びながら歩くと元気になりますよ。今日は、コゲラのドラミングが聞こえました。GWには、サンコウチョウの月日星ホイホイホイという鳴き声も聞こえるでしょう。カッコウやウグイスも鳴き始めます。
 明けて27日(火)は、用事があってノイバラやヤマフジの除去を少ししただけですが、なんとウスバシロチョウを初見しました。昨年は5月6日ですから、10日も早い出現です。

 帰りに畑に寄って、植えてあるタラの芽と山うど(山独活)を採取。夜は、旬のアサリとボンゴレビアンコに。味付けは、パスタの茹で汁、白ワイン、エキストラ・ヴァージンのオリーブ油と塩のみです。アサリの旨味がたっぷりの美味しいパスタでした。

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