妻女山陣場平の貝母の4月6日(火)の開花状況です。最高気温が20度近くの日が続いたので、開花も速いのでしょう。ただ水木金と寒気が来て冷えるので、やはり満開は週末以降になると思います。午後2時を過ぎると強風が吹き、砂嵐が起きるので、見学は午前中か午後1時位までが最適です。おにぎりを持ってピクニックもオススメです。
林道から小道を歩いて最初に目にする群生地の風景です。撮影や観察のために群生地の中に入ることもかまいません。踏まないように気をつけて欲しいですが、誤って小さなものを踏んでしまってもそれで絶えてしまうほどやわな植物ではありません。そこの丸太のベンチでボーッとするのもオススメです。畑で薬用に作っている箇所はいくつか知っていますが、山中でこれだけの群生地は日本でここだけです。極めて貴重な群生地なので、妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーで保護活動をしています。
(左)林道から群生地への小道も草が生えてはっきりとしてきました。(右)山蕗の葉で休むこれはヤマトシジミでしょう。他にヒオドシチョウ、ルリシジミ、モンシロチョウ、春型のキアゲハが舞っていました。春型のキアゲハは、ヒメギフチョウと似ていますが、妻女山山系には食草がないのでいません。
かなり上の方まで咲き出しました。花の中には和名の編笠百合の元になった網目模様があるので、寝転んで撮影するか、iPhoneなら自撮りモードで上に向けて撮影してください。
淡い色でうつむいて咲くので鮮やかではありませんが、逆に静かな華やかさを感じます。その趣のある姿からか、4月の茶花としても親しまれています。
妻女山展望台へ下りてきました。途中で貝母を見に行くご夫婦と邂逅。状況を説明しました。北に善光寺平。左に戸隠連峰。戸隠富士と呼ばれる高妻山の勇姿。右に飯縄権現を祀る飯綱神社がある長野市民の山、飯縄山。拙書では、その歴史を詳しく記しています。世界一登山者の多い東京の高尾山の薬王院は、飯縄権現を祀っています。手前の千曲川の堤防には、セイヨウアブラナが咲いています。
展望台からソメイヨシノ越しに見る白馬三山。カスミザクラやウワミズザクラは、これからです。河川敷や堤防内の畑では、桃の花が咲いているのが分かるでしょうか。
白馬三山を望遠レンズで。左から鹿島槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳。手前の右は崩壊した茶臼山南峰。左に信里小学校の校舎や農協の建物が見えます。
仁科三山の名峰、鹿島槍ヶ岳。右に日本5番目の氷河と認定された、下に平家の落人が隠れ住んだといわれるかくね里があります。鹿島神宮とも深い関係があります。きれいな双耳峰なので、息子達が小さい頃は、トトロの山だよと言っていました(笑)。毎日北アルプスの絶景を見て暮らせる幸せ。これを求めて長野県に移住する人もいます。
戊辰戦争以降の戦没者を祀った妻女山松城招魂社のソメイヨシノも満開で散り始めています。ここまで来る車道には、散った桜の花びらの絨毯が。
(左)妻女山展望台です。北アルプスや戸隠連峰、四阿山や根子岳、志賀高原の山々の素晴らしい展望が見られます。(右)もしやと思い某所にあるコゴミの群生地へ。出ていました。半月早いです。今年はうっかりしていると山菜を採りそこなってしまうかもしれません。超特急で走り去る信州の春です。
明日は上越市の里山へ、カタクリとギフチョウを求めて旅をする予定です。
●昨年2020年4月の記事のアーカイブ。貝母の発見と、その保護活動の歴史がご覧いただけます。https://blog.goo.ne.jp/morimorikids/m/202004
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
林道から小道を歩いて最初に目にする群生地の風景です。撮影や観察のために群生地の中に入ることもかまいません。踏まないように気をつけて欲しいですが、誤って小さなものを踏んでしまってもそれで絶えてしまうほどやわな植物ではありません。そこの丸太のベンチでボーッとするのもオススメです。畑で薬用に作っている箇所はいくつか知っていますが、山中でこれだけの群生地は日本でここだけです。極めて貴重な群生地なので、妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーで保護活動をしています。
(左)林道から群生地への小道も草が生えてはっきりとしてきました。(右)山蕗の葉で休むこれはヤマトシジミでしょう。他にヒオドシチョウ、ルリシジミ、モンシロチョウ、春型のキアゲハが舞っていました。春型のキアゲハは、ヒメギフチョウと似ていますが、妻女山山系には食草がないのでいません。
かなり上の方まで咲き出しました。花の中には和名の編笠百合の元になった網目模様があるので、寝転んで撮影するか、iPhoneなら自撮りモードで上に向けて撮影してください。
淡い色でうつむいて咲くので鮮やかではありませんが、逆に静かな華やかさを感じます。その趣のある姿からか、4月の茶花としても親しまれています。
妻女山展望台へ下りてきました。途中で貝母を見に行くご夫婦と邂逅。状況を説明しました。北に善光寺平。左に戸隠連峰。戸隠富士と呼ばれる高妻山の勇姿。右に飯縄権現を祀る飯綱神社がある長野市民の山、飯縄山。拙書では、その歴史を詳しく記しています。世界一登山者の多い東京の高尾山の薬王院は、飯縄権現を祀っています。手前の千曲川の堤防には、セイヨウアブラナが咲いています。
展望台からソメイヨシノ越しに見る白馬三山。カスミザクラやウワミズザクラは、これからです。河川敷や堤防内の畑では、桃の花が咲いているのが分かるでしょうか。
白馬三山を望遠レンズで。左から鹿島槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳。手前の右は崩壊した茶臼山南峰。左に信里小学校の校舎や農協の建物が見えます。
仁科三山の名峰、鹿島槍ヶ岳。右に日本5番目の氷河と認定された、下に平家の落人が隠れ住んだといわれるかくね里があります。鹿島神宮とも深い関係があります。きれいな双耳峰なので、息子達が小さい頃は、トトロの山だよと言っていました(笑)。毎日北アルプスの絶景を見て暮らせる幸せ。これを求めて長野県に移住する人もいます。
戊辰戦争以降の戦没者を祀った妻女山松城招魂社のソメイヨシノも満開で散り始めています。ここまで来る車道には、散った桜の花びらの絨毯が。
(左)妻女山展望台です。北アルプスや戸隠連峰、四阿山や根子岳、志賀高原の山々の素晴らしい展望が見られます。(右)もしやと思い某所にあるコゴミの群生地へ。出ていました。半月早いです。今年はうっかりしていると山菜を採りそこなってしまうかもしれません。超特急で走り去る信州の春です。
明日は上越市の里山へ、カタクリとギフチョウを求めて旅をする予定です。
●昨年2020年4月の記事のアーカイブ。貝母の発見と、その保護活動の歴史がご覧いただけます。https://blog.goo.ne.jp/morimorikids/m/202004
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。