目覚めると豪雨でした。しかし、雨雲を見ると線状降水帯で6時半には通り過ぎました。松代夢空間主催の「妻女山 花と歴史のハイキング」は無事に行われました。
妻女山駐車場に9時集合のときには、ご覧のような青空。34名の参加で、皆さんを春爛漫の斎場山や堂平大塚古墳、貝母が満開の陣場平へご案内します。
林道を登ります。雨後で若葉が鮮やかに光っています。要所要所で自然や歴史の話をしていきます。
長坂峠です。これは数日前の写真。あっという間に緑が濃くなります。信州の春は超特急で過ぎていきます。
まず斎場山(旧妻女山)へ。ここで斎場山の名前の由来や、川中島の戦いで上杉謙信が最初に本陣とした話、円墳なので古代科野のクニの話。日本人のルーツの話などをしました。ちょっと盛りだくさん過ぎたかもしれません。詳細は右上の検索窓に「川中島の戦い」とか「斎場山」とか「科野のクニ」とか書いて、プルダウンしてこのブログ内でを選び、レンズをポチると該当する記事が出ます。
続いて御陵願平の端にあるイノシシのヌタ場へ。イノシシの生態の話などを。鼻だけでこれだけ大きな穴を掘った話なども。
イノシシのヌタ場から林道を長坂峠に戻り天城山(てしろやま)方面へ。
陣場平への途中のクヌギの大木で樹液バーの話を。上の写真は、2016年の夏の樹液バーの写真です。樹液バーに集まる昆虫たちの話をしました。撮影中にオオスズメバチに100m追いかけられた話も。
堂平大塚古墳へ。古墳の中も見ていただきました。ここ堂平の盛りだくさんの歴史の話も。
最後に川中島の戦いで上杉謙信が本陣を築き、現在は希少な貝母の群生地でもある陣場平へ。貝母が満開です。思い思いに撮影したり鑑賞していただきました。菱形基線測点の話も。貝母は23日の週末までは大丈夫でしょう。
貝母が奈良時代に入ってきた薬草(毒草)であることや、その発見から保全の話も。万葉集に一首詠まれている話はしそこねました。再掲します。
「時々の 花は咲けども 何すれぞ 母とふ花の 咲き出来ずけむ」丈部(はせつかべ・はせべ)真麻呂(万葉集)
これが貝母のことであるという説があります。丈部真麻呂は、遠江国山名郡(現在の静岡県袋井市)で徴兵され九州に派遣され国境警備にあたった兵士・防人(さきもり)でした。
意味は、季節ごとに花は咲くのに、どうして今、母という花は咲かないのだろうか(咲くのだったら摘み取って共に行くのに)。防人というのは、2月に出立しますが、まだ貝母は咲いていません。21歳から60歳までの健康な男子が徴兵されました。任期は三年で、延長もされたそうです。食料・武器は自弁で帰郷は一人で帰るため、途中で野垂れ死ぬ者も少なくなかったとか。人民には重い負担になったようです。
陣場平や途中の林道脇に咲くクサボケ(草木瓜)。別名は、ジナシ(地梨)。草ではなく、高さ50センチぐらいの低木ですが、鮮やかな朱色の花を咲かせるので意外と目立ちます。また、低木ににつかわしくない梅のような大きな実は薬用酒になり、貧血や疲労回復、不眠症に。煮だし汁は入浴剤になるそうです。
陣場平入り口にミツバアケビの花が咲いていました。実は食べられます。ひき肉を詰めてブルーチーズソースをかけるとお洒落な和風フレンチになります。
私のレシピ集から「アケビのブルーチーズ入りミソバーグ」のオリジナルレシピ。レシピ集は左のサイドバーのブックマークから。美大生時代に村上春樹さんのジャズ喫茶でアルバイトしていたブログ「国分寺・国立70sグラフィティ」もリンクしています。アンダーラインの文章クリックでも飛べます。
帰りの林道から見る斎場山。これも数日前の撮影です。12時半ごろに出発地点の妻女山駐車場に戻りました。そしてこのブログの紹介と拙書の紹介を。制癌作用のあるヨモギやタンポポコーヒーの話や農薬や殺虫剤、食品添加物の怖さの話もお役に立てたのではと思います。今回のコースは昨年は年少組の保育園の女の子も歩いたという易しいコースです。松代ゲストハウスの「布袋屋」のKAORUさんも参加してくれました。市民新聞の関係の方も。年齢も様々でした。妻女山山系は、四季折々多彩で豊かな自然が見られ、歴史の遺構もたくさんあります。山城マニアに人気の鞍骨城跡までも90分ぐらいで登れます。もっともっと里山に楽しんでいただければと思います。
あまりに春が早いので、気になって畑に植えたタラの芽を見に行きました。全部開いていました。危ない危ない採り損なうところでした。コシアブラもワラビも早いでしょうね。うかうかしていられません。
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◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
妻女山駐車場に9時集合のときには、ご覧のような青空。34名の参加で、皆さんを春爛漫の斎場山や堂平大塚古墳、貝母が満開の陣場平へご案内します。
林道を登ります。雨後で若葉が鮮やかに光っています。要所要所で自然や歴史の話をしていきます。
長坂峠です。これは数日前の写真。あっという間に緑が濃くなります。信州の春は超特急で過ぎていきます。
まず斎場山(旧妻女山)へ。ここで斎場山の名前の由来や、川中島の戦いで上杉謙信が最初に本陣とした話、円墳なので古代科野のクニの話。日本人のルーツの話などをしました。ちょっと盛りだくさん過ぎたかもしれません。詳細は右上の検索窓に「川中島の戦い」とか「斎場山」とか「科野のクニ」とか書いて、プルダウンしてこのブログ内でを選び、レンズをポチると該当する記事が出ます。
続いて御陵願平の端にあるイノシシのヌタ場へ。イノシシの生態の話などを。鼻だけでこれだけ大きな穴を掘った話なども。
イノシシのヌタ場から林道を長坂峠に戻り天城山(てしろやま)方面へ。
陣場平への途中のクヌギの大木で樹液バーの話を。上の写真は、2016年の夏の樹液バーの写真です。樹液バーに集まる昆虫たちの話をしました。撮影中にオオスズメバチに100m追いかけられた話も。
堂平大塚古墳へ。古墳の中も見ていただきました。ここ堂平の盛りだくさんの歴史の話も。
最後に川中島の戦いで上杉謙信が本陣を築き、現在は希少な貝母の群生地でもある陣場平へ。貝母が満開です。思い思いに撮影したり鑑賞していただきました。菱形基線測点の話も。貝母は23日の週末までは大丈夫でしょう。
貝母が奈良時代に入ってきた薬草(毒草)であることや、その発見から保全の話も。万葉集に一首詠まれている話はしそこねました。再掲します。
「時々の 花は咲けども 何すれぞ 母とふ花の 咲き出来ずけむ」丈部(はせつかべ・はせべ)真麻呂(万葉集)
これが貝母のことであるという説があります。丈部真麻呂は、遠江国山名郡(現在の静岡県袋井市)で徴兵され九州に派遣され国境警備にあたった兵士・防人(さきもり)でした。
意味は、季節ごとに花は咲くのに、どうして今、母という花は咲かないのだろうか(咲くのだったら摘み取って共に行くのに)。防人というのは、2月に出立しますが、まだ貝母は咲いていません。21歳から60歳までの健康な男子が徴兵されました。任期は三年で、延長もされたそうです。食料・武器は自弁で帰郷は一人で帰るため、途中で野垂れ死ぬ者も少なくなかったとか。人民には重い負担になったようです。
陣場平や途中の林道脇に咲くクサボケ(草木瓜)。別名は、ジナシ(地梨)。草ではなく、高さ50センチぐらいの低木ですが、鮮やかな朱色の花を咲かせるので意外と目立ちます。また、低木ににつかわしくない梅のような大きな実は薬用酒になり、貧血や疲労回復、不眠症に。煮だし汁は入浴剤になるそうです。
陣場平入り口にミツバアケビの花が咲いていました。実は食べられます。ひき肉を詰めてブルーチーズソースをかけるとお洒落な和風フレンチになります。
私のレシピ集から「アケビのブルーチーズ入りミソバーグ」のオリジナルレシピ。レシピ集は左のサイドバーのブックマークから。美大生時代に村上春樹さんのジャズ喫茶でアルバイトしていたブログ「国分寺・国立70sグラフィティ」もリンクしています。アンダーラインの文章クリックでも飛べます。
帰りの林道から見る斎場山。これも数日前の撮影です。12時半ごろに出発地点の妻女山駐車場に戻りました。そしてこのブログの紹介と拙書の紹介を。制癌作用のあるヨモギやタンポポコーヒーの話や農薬や殺虫剤、食品添加物の怖さの話もお役に立てたのではと思います。今回のコースは昨年は年少組の保育園の女の子も歩いたという易しいコースです。松代ゲストハウスの「布袋屋」のKAORUさんも参加してくれました。市民新聞の関係の方も。年齢も様々でした。妻女山山系は、四季折々多彩で豊かな自然が見られ、歴史の遺構もたくさんあります。山城マニアに人気の鞍骨城跡までも90分ぐらいで登れます。もっともっと里山に楽しんでいただければと思います。
あまりに春が早いので、気になって畑に植えたタラの芽を見に行きました。全部開いていました。危ない危ない採り損なうところでした。コシアブラもワラビも早いでしょうね。うかうかしていられません。
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たんぽぽコーヒーは色々ありますが、コスパや品質でこちらを選んでいます。ルイボスティー同様にノンカフェインです。
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たんぽぽコーヒーがいいとのことで、色々調べたのですがたくさんあって選べません。先生はどれを飲んでいますか?