モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

ペットフードやハンバーガーのためにアマゾンの熱帯雨林が消える。[CAPINO] SAVE THE RAINFOREST

2012-01-14 | アマゾン
 カピーノのモデル「カピバラ」は、南米の三大大河(オリノコ・アマゾン・ラプラタ)流域に生息する、世界最大の齧歯類です。つまり、ネズミの仲間です。体長は1.3メートル、体重は70キロにもなります。ジャングルというよりは、湿地帯や沼地の水辺に、群を作って生息しています。ブラジルの大湿原、パンタナルでは、牧場にもすんでいます。雨期には湿原全体に散らばり、乾期になると減少した水辺に集まってきます。

 足には水かきがついていて、ぬかるんだ所も平気。泳ぐのも得意で、ジャガーなどに襲われたときは、10分以上も潜っていることもできます。彼らの食物は、イネ科の植物や水草です。雌は120日前後の妊娠期間の後、2~8匹の子供を産みます。食物連鎖では下位に位置する彼らは、用心深く常に群で行動し、草を食べるときも必ず周囲を監視しています。
 
 アマゾンでは、その存在はありふれたもので、ジャガーのように生態系のほぼ頂点に座るものでもなければ、ピラニアのように誇張された生態によって有名になってしまったものでもありません。カピバラは、その辺の水たまりにいくらでもいたありふれた動物だったのです。

 基本的には用心深く慎重ですが、餌を食べた後子供を忘れて帰っていってしまうような、おちゃめな面もあります。そのありふれたカピバラが現在激減しています。 ライオンタマリンやマナティーのようにレッドデータブッ クには載ってはいませんが、だからこそ熱帯雨林の保護のシンボルになるといいなあと考えています。

[CAPINO] SAVE THE RAINFOREST 【カピーノ:ジャングルを守れ!】

大きな画面で見るには、画面上のタイトルをクリックして、Youtubeのページを開き、フルスクリーン&ハイビジョンでご覧ください。BGMは、GarageBandによる自作です。

■フォト・エッセイ「―ここからすべてが始まった―<アマゾンひとり旅>AMAZON.JP」1983-1984年の200日余りの、時に抱腹絶倒、ブラジル・ボリビア・アマゾン放浪記

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