息子が学校で餅つきが
あったからと、お餅を
持ってきてくれたのですが、
お餅に添えられていた
注意事項にびっくり!
『餅はそのまま食べず、
必ず熱処理(焼いたり
煮込んだり)してから
食べるようにして下さい。』
と書いてあるのです。
お餅つきも、みんな
ビニール手袋をして
つきたてのお餅は、
食べられず、お持ち帰りで
みたらし団子がでた
そうです。
お餅つきをして、つきたての
お餅を食べないなんて…
晴天にかかわらず
体育館にビニールシート
敷いてやったというの
です。
びっくりです。
初女さんは、お餅つきが
大好きでした。
森のイスキアでもやり
ましたが、酸ヶ湯温泉でも
皆で餅つきをしました。
初女さんが、お餅を
ついたら皆から歓声が
あがったのを今でも
覚えています。
必ず加熱処理してから
食べるようになんていう、
注意事項付きの今時の
お餅つきを初女さんが
知ったら
どんなにがっかりされる
でしょう…
森のイスキアでは
お祝いごとがあると
おもちつきをするのが
恒例です。
蒸す人、つく人、こねる人
大勢集まりにぎやかです。
一粒一粒ばらばらの米粒が
おもちになり
ちぎって丸めてわけあって
食べると
みんなの心もひとつに
とけあい、なごやかな
雰囲気に包まれます。
食べものをわかちあい、
ともに食すということは
互いに信じ合うという
ことです。
佐藤初女
今日、息子が来て
生徒に渡す学級通信を
私にもくれました。
なるほどと思ったので
ここに載せてみたいと
思います。
「相対性理論や原爆を
考えた20世紀最高の
物理学者アインシュタイン
が娘さんに送った手紙を
読みました。
そこに記されていたのは
『愛は光の二乗の速さ』
世界を癒すエネルギーは、
光速の二乗で増殖する愛に
よって獲得することが
でき、愛には限界がない
ため、愛こそが存在する
最大の力であるという
結論にいたった。』
音は1秒間で300メートル
進み、光は1秒間に30万km
進む。
この速さは地球を1秒間に
7周半する速さです。
それに対して、
アインシュタインが提唱
した愛は、光の速さの
2乗であると述べてます。
物理学の神様とまで
言われたアインシュタイン
が、最後に提唱したのが
『愛の力』でした。
アインシュタインの理論で
考えたら、誰かを想う
気持ちは1秒間に地球を
何十周もして広がって
いくということです。
憎しみの矢は相手に刺して
いるようで、実は自分に
戻ってきているのです。
そう考えたら、憎しみを
捨てて『愛の力』を信じて
みたいと思いました。
愛には限界がないと
いうこと。
そして、一瞬で地球上に
広がっていくこと。
この愛の力を信じて
みたい…」
この息子の学級通信が
中学生の心にどのように
響くかわかりませんが、
アインシュタインが最後に
愛の力に辿り着いた
なんて…
私も愛の力を信じて進んで
行こうと思いました。
』
気がつけば師走
何という早さだろう…
何を書こうかと思った時に
ふと坂村真民が浮かんで
きました。
真民(しんみん)さんの
詩は、心に小石を投げられ
その波紋が広がっていく
そんな感覚を覚えます。
あとから来る者の為に
田畑を耕し種を用意して
おくのだ。
山を川を海をきれいに
しておくのだ。
ああ、あとから来る者の
為に苦労し我慢をし
みなそれぞれの力を
傾けるのだ。
あとから あとから
続いてくるあの可愛い
者たちのために
みなそれぞれ自分に
できるなにかを
してゆくのだ。
我々の不幸は待たなくても
やってくる
だが我々の幸福は
待つだけでは来ない
すべての人が幸せを
求めている
しかし幸せというものは
そうやすやすとやってくる
ものではない
時には不幸という帽子を
かぶってやってくる
だからみんな逃げて
しまうが実はそれが
幸せの正体だったり
するのだ
いのちいっぱい
生きるのだ
念じて念じて
生きるのだ
一度しかない人生を
何か世のため
人のため 自分にできる
ことをして
この身を捧げて
生きるのだ
人間は
いつか終わりがくる
前進しながら終るのだ
坂村真民
谷川俊太郎さんが
亡くなり、色んな方が
facebookに谷川さんの
詩を載せていました。
谷川さんは、校歌も沢山
作詞していて、詩人で
食べていけるなんて
思わなかったから、
来る仕事は全部受けたと
言ってました。
確かに沢山の詩を遺して
行ってくれました。
詩を身近なものにして
くれたのも谷川さんだと
思います。
これだけ書いたから
もういいでしょうと、
谷川さんはあちらの世界に
逝ったのに、遺された
私達は、もう谷川俊太郎の
新しい詩を読むことが
出来ないと、寂しがって
いるんです。
欲張りですね〜
谷川さんの最期の詩は
『感謝』でした。
谷川さん、私達の方が
感謝です。
谷川さんの詩が
心を潤し
心を耕し
心を目覚めさせます。
沢山の詩を有難う
ございます。
『感謝』
目が覚める
庭の紅葉が見える
昨日を思い出す
まだ生きてるんだ
今日は昨日のつづき
だけでいいと思う
何かをする気はない
どこも痛くない
痒くもないのに感謝
いったい誰に?
神に?
世界に?宇宙に?
分からないが
感謝の念だけは残る
谷川俊太郎
21日から24日まで
静岡〜名古屋おむすびの旅
に行って来ました。
磐田、浜松は去年も
やらせて頂きました。
どの講習会もとても深い
ものとなりました。
人数が多いから難しいかな
と思った処も、ちゃんと
初女さんのおむすびの祈り
が伝わって行くのを感じ
ました。
やっぱりおむすびは日本人
にとってソウルフードなん
ですね。
初女さんが、おむすびは
シンプルだから難しいと
言ってましたが、その通り
です。
88歳の男性が一生懸命
結んでる姿に、ぐっと
来ました。
体がご不自由な女性が
「今まで食べたおむすびで
一番美味しかった!」と
満面の笑みで言ってくれた
時は、それはそれは嬉し
かったです。
双子ちゃんの小学生が
テンションが上がっていた
のに、話し始めると
ちゃんと場の雰囲気を
感じとり静かに聴いてくれ
ました。
初女さんのおむすびは
心と心を結んで行きます。
今年のおむすび講習会は
昨日で終了しました。
今回の3会場から、早くも
来年もやって欲しいと
言って貰いました。
双子ちゃんが、早速家で
おむすびを結んでいる
写真が送られて来て
嬉しくなりました。
おむすびを通して頂く
出会いは、初女さんからの
ギフトのようです。
23日は私の講習会を受けて
おにぎり屋さんを始めた
おにぎり転さんの
キッチンカーでおむすびを
結ばせて貰いました。
大繁盛で、行列が
出来ました。
私にとって、幸せを結ぶ
おむすび時間でした。
来年も、お声がかかれば
どこでも、軽やかに
飛んで行きたいです。
初女さんのおむすびと
おむすびの祈りを伝える
為に!