~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

ことば館クリニック

2014-12-27 11:07:57 | 日記

昨日、明日の朝早く釜石にボランティアに行くと言う

息子に「土曜日くらい、ゆっくり寝たいから自分で

起きて行ってね」と、言ったものの朝ごはんぐらいは

食べさせなくちゃと、5時過ぎに起きて用意を

しました。

その時、時計代わりにつけていたテレビに釘づけに

なったのです。

北海道の富良野にある町のお医者さんの特集

でした。

「ことば館クリニック」という病院で、待合室には

お医者さんである、けんぞう先生の詩が筆で書かれ

貼ってあるのです。

その先生は病気を治すだけでなく、一人ひとりの

心と向き合っているのです。

診察室に貼ってあった先生の詩に、

初女先生のお姿が重なりました。

 

 『歳をとれば 体の力は衰えていく

 だけど 心の力は一生高めていけるんだな』

 

初女先生の、人は最後の一呼吸まで成長できる

という言葉が思い出されます。

弟さんを亡くされ、元気を失くした患者さんには

 

 『亡くなった人の魂は消えない

  思い続ける私たちの優しさの中に

  ほら、生きている』

 

先生は、言葉に込められている心を大切にすると

言われていました。

歌の好きな患者さんとは、歌がこの方の支えになると

思うと、休みの日に来てもらい先生がアコーディオン

を弾き、その患者さんが歌うと言う時間を

つくり、患者さんが笑顔になると先生も笑顔に

なっていました。

雪深い、北の小さな町にこんなに温かいお医者さんが

いたのです。

早起きのご褒美を頂いたような、テレビを通しての

けんぞう先生との出会いでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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