~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

おいしいにおい

2020-12-23 23:00:18 | 日記
夕方、家に向かって急いで歩いていると
どこからともなく、大根を煮ている
においがしてきて、
思わず立ち止まりってしまいました。
私が子供の頃は、夕方になると
それぞれの家から夕ご飯のにおいが
してきました。
今は、殆どありません。
朝は、ご飯の炊けるにおいが
記憶に残っています。
お釜で炊いていたからでしょうか
電気釜や電子レンジでは、においが
ありません。
いつの間にか家庭からにおいが消えて
しまったような気がします。
初女さんの著書に「朝一番の
おいしいにおい」という題の本が
あります。
読んでいると、朝のみそ汁のにおいや
トントントンというまな板の音で
目覚めことを思い出します。
いつの間にか、家庭からにおいや音が
消えていました。
森のイスキアに泊まっていると
台所からのにおいや音で、自然に
目が覚めます。
例え一泊であっても、暮らしがあり
その暮らしの中に自分が居ると
実感できるのです。
暮らしの中心には食事があります。
食はすべてに通じると、初女さんは
言われていました。
『たとえ忙しくて時間がないといっても
何ができるだろうかと考えてほしいと
思います。
家族が一緒に食事をしても、それぞれ
違う物をデパートやスーパーの
総菜売り場で買ってきて食べる。
こんなところから、家族の気持ちが
バラバラになるのではないでしょうか
「家庭の味」を見つけてください。
私も、今はこころを騒がせず、
ただおいしいものを作ることに
挑戦しています。
食事は人を変える
大きな力を持っています。
           佐藤 初女』




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