「ファイト一発」のCMが
印象的だった俳優の
渡辺裕之さんの訃報が新聞に
載っていました。
どうも自死のようです。
癌を患っていたそうですが、
なぜ自死を…
そんなことを思っていた時
鳥取の菜の花診療所の徳永先生
の記事を目にしました。
徳永先生の本を涙しながら
読んだのは、何年前の
ことでしょうか…
徳永先生は「死ぬというのは
辛いだろうな、その時に
側にいる仕事がしたい、という
根っからの気持ちですね」と
語っています。
どれだけの人を見取って
来られたか…
先生は「最期の別れは、去って
いく人も送る人も五感で
受け止めるもの。コロナ禍では
そんな交わりが、どうにも
かなわない。「かゆいところに
手が届かない」
だが臨終の実相は変わらない。
旅立つ前に、余命を宣告され
固まった心もやがて動く。
「静かな時間の中で、出会った
人々のことを思い出せば、
意地を張ったり、恨みを募らせ
たり、と心をこわばらせて
きたものがガバッとはずれ、
多くの人が感謝の念のような
思いに包まれる」
それから患者は再起する。
素の自分に帰り、会いた
かった人に会おうとし、
懐かしい風景をみつめたい
と願う。
「終わっていく力」が人には
備わっている。
生き方と同じように、
それぞれに死に方がある」と
徳永先生は語っていました。
私は、せっかく授かったいのち
だから、このいのちを
生き切りたいなと思って
います。
でも、私たちは永遠のいのちを
生きているんだ…
このことが、腑に落ちたら
見える景色が、ガラッと
変わるんだと思います。
これは今生無理かと思って
いたけれど、
創、母さんは諦めないぞ!