世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ポーラースター・システム・10

2016-12-11 04:34:45 | ポーラースター・システム


このたびは幣もとりあへず手向山もみぢの錦神のまにまに


菅原道真


  ☆


北辰制は、王制と形を似せながらも、全く違うものにしていこう。

血脈は関係ない。問題なのは、魂だ。

その魂が、真の王であるかどうかなのだ。

北辰はただ心が美しいだけではいけない。それだけのことをして、神に功しを積んでいるものでなくてはならない。

人類を幸福にしたいという神の願いを真に理解し、その愛を国に正しく反映できる力がなくてはならない。

その魂を見分けて、国の中心に据えられるという体制を、考えねばならない。

選挙制度はある程度残してもいいだろう。下級の政治家はそれで何とかなる。人民が正しい心で選挙をすれば、ずるい馬鹿が当選することもあまりなくなるだろう。

だが北辰という、政治の中心をどうやって選ぶか。難しい問題だ。

段階的に、もう少し人類の勉強が進まなければ、未来は見えてこないだろう。

だが、果てしなく遠い星でも、北極星はここから見えるのだ。

あそこを目印にしていけば、必ずたどりつくことができる。

それを信じて、まずは、手元にあることからやっていこう。








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