アンゲリカ・カウフマンのフローラ。なんでかファイルの中に絵があったのでここで使うことにした。
スピカがエッセイに使いそうなネタだけどね、これ、偽物の美人の見本なんだ。
本物の美人はこんな蠱惑的な表情をしないんだよ。
少し、かのじょの実母にも似ている。かのじょの実母は女優にしてもおかしくないくらいの美人だったけどね、見事な偽物だった。
家事はしないし、性格はきついし、男を馬鹿にするしで、かのじょの実父も実につらい思いをしてたね。
だがこの実母は実にいい反面教師にもなってくれた。いくら美人でも、男をコケにして、子供も捨てて、好き勝手をやったらどうなるかということを、全部見せてくれた。
何にもしてくれなかった親だけどね、女が絶対にしてはいけないことは何か、それを実地に教えてくれた人だったね。