昨日は、解脱の指導ばかりしていた。
ひとりでテレビなんか見ていると、すぐに馬鹿の霊が話しかけてくるんだ。
つらいつらいというので、解脱の指導をしてやる。するとすぐに自分がわかって、うれしそうにここを離れてゆく。
自分は馬鹿じゃなかった、すばらしくいいやつだったんだと言って、実に幸せそうな顔をするよ。それはそれは感動的だ。
しかし問題は、次々と馬鹿が出てくることなんだ。
夕食の準備をしていても、風呂に入っていても、ひとりでいるとすぐに馬鹿が話しかけてきて、解脱の指導をしてくれと、来ることなんだ。
仕方ないからやってやるのだけども、なかなか気の休まる暇がないよ。