晴れた暖かい日、そろそろ咲いているんじゃないかと思って、近くの空き地に行ったら、ひだまりにたくさん咲いていた。
毎年のことだけど、見つけるとうれしいね。小さな草むらに星が光っているようだ。
そんな感じだからだろう、この花にホシノヒトミとかいう別名をつけようという運動があるそうだけど、それはちょっと俗っぽいような気がして好きではない。
わたしだったらもっと詩的で強い名前をつけるよ。そのほうが花が喜びそうな気がする。
イヌフグリでいいんじゃないかな、今は。実をみれば、なるほど、と納得のいく形をしているし、どこか強そうな感じがする。
人間が、もっと花の心を知ることができたら、もっといい名前を花につけようと思うかもしれないね。