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カテゴリ「詩集・試練の天使」ですが、これまでの「隠れたる王」から「試練の天使」までの作品には解説が必要だと思い、解説を入れることにしました。
これらの詩は、わたしに、嵐のような何か別の存在が、神がかってきて書いたようなものです。言葉も、表現力も奪われて、わたしは無理やり書かされていたようなものです。「貧乏人」なんて言葉、知っていても、わたしには使えない。でも、使えば、ここまでのことが表現できるのかと、驚いた。これはわたしではない。
彼はわたしの言葉を勝手に使って、書いている。彼は孔子や宮沢賢治をまるごととってきて、さいごに名前をポンと入れただけで、自分の作品にしてしまうんですよ。こんなことわたしにはできない。
言葉は、わたしの頭からとりだされたものですが、キーボードを打った手もわたしのものですが、出来上がった詩はわたしのものじゃない。これは厳しい。ここまでのことは、わたしには、言えない。
まあ、解釈は、ご自由に、お願いします。信じるか信じないかも、お任せします。それにしても。
とうとう怒ってしまった。試練の天使が。だから言ったのに。何度も、何度も。ジーザスのもとに帰った人は、救われたろうに。とうとう、天使の顔が変わった。
炎獄編が、始まる。わたしの知らないところで。物語が、現実にあふれ出してくる。鞭が下りてくる。愛のかわり に
つきのよ の もの が
た り……
え ん ご く へ ん……
つづきを かくの は
お ま え だ……