世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

だから言ったのに

2012-12-03 06:12:55 | 詩集・試練の天使

カテゴリ「詩集・試練の天使」ですが、これまでの「隠れたる王」から「試練の天使」までの作品には解説が必要だと思い、解説を入れることにしました。

これらの詩は、わたしに、嵐のような何か別の存在が、神がかってきて書いたようなものです。言葉も、表現力も奪われて、わたしは無理やり書かされていたようなものです。「貧乏人」なんて言葉、知っていても、わたしには使えない。でも、使えば、ここまでのことが表現できるのかと、驚いた。これはわたしではない。

彼はわたしの言葉を勝手に使って、書いている。彼は孔子や宮沢賢治をまるごととってきて、さいごに名前をポンと入れただけで、自分の作品にしてしまうんですよ。こんなことわたしにはできない。

言葉は、わたしの頭からとりだされたものですが、キーボードを打った手もわたしのものですが、出来上がった詩はわたしのものじゃない。これは厳しい。ここまでのことは、わたしには、言えない。

まあ、解釈は、ご自由に、お願いします。信じるか信じないかも、お任せします。それにしても。

とうとう怒ってしまった。試練の天使が。だから言ったのに。何度も、何度も。ジーザスのもとに帰った人は、救われたろうに。とうとう、天使の顔が変わった。

炎獄編が、始まる。わたしの知らないところで。物語が、現実にあふれ出してくる。鞭が下りてくる。愛のかわり に

つきのよ の もの が 
た り……

え ん ご く へ ん……

つづきを かくの は

お ま え    だ……



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1 コメント

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絵の解説 (てんこ)
2012-12-03 09:24:05
アルブレヒト・デューラー、「アダムとエヴァ」、16世紀ドイツ、ドイツ・ルネサンス。
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