熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

ネット記事で目にする”バイクの高速料金「普通車の半額」”は誇張し過ぎ

2022-04-13 16:36:02 | 日常の出来事・雑感
4月から期間限定、且つ条件付きで導入されたバイクの高速料金割引制度ですが、ネット記事の見出しで目にする

”バイク高速料金「普通車の半額」ついに始動 ”や”バイク通行料37.5%引き=普通車の半額”
と言った表現。
ネット記事はアクセス数を稼ぐ目的で、物事を大袈裟に表現する傾向にあることは分かっていますが、「普通車の半額」の表現は誤解を招きかねません。
高速会社のホームページでも、37.5%割引しますとあるだけで、普通車の半額とは何処にも記載されていません。

何故なら、37.5%割り引かれると普通車の平日料金と比較して確かに半額になるものの、この割引制度は土日・祝日限定で、且つ従来の土日・祝日割引は非適用になります。一方で、特段の事情が無い限り、普通車は土日・祝日割引が適用されます。

路線による割引率の違いを無視して概算比較すると、例えば普通車の平日の高速料金が3000円の場合、二輪車は軽自動車と同じ3000円x0.8=2400円、ここから37.5%引かれて1500円、確かに普通車3000円の半額ですが、実際は普通車に土日・祝日割引(3割)が適用されるので2100円。
要は、実質2100円と1500円の比較となり、半額にはなりません。
また、従来の土日・祝日割引の場合は、2400円x0.7=1680円。1500円対1680円、余程の距離を走らないと新たな割引制度による効果は実感できそうにありまません。

二輪車に従来の土日・祝日割引に加え、更に37.5%割引が適用されて、初めて「普通車の半額」と言えるのではと考える次第です。

車種区分に、「普通車」「軽自動車」に加え「2輪車」が設定され、常時、無条件で普通車の半額となるよう、抜本的な改定を期待したいところです。


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