日曜に放送されたNHKの特別番組「日本国債」、ドラマとドキュメンタリ-の2本立てで日本国債のしくみと現状を紹介する番組。
NHKと言えば基本的にニュートラルな立場で事実を伝え、最後の判断は視聴者に委ねるやり方が多いが、今回の番組に関しては、一貫して日本国債の危うさを伝えると言うか、どちらか言えば訴える内容だった。
日本国債が危険水域にあることは、新聞、テレビの報道を通じ理解しているつもりだったが、この番組を観て、一層不安が強くなった。
特に印象に残っている場面は、日銀の国債発行部門の責任者自ら大手都銀を訪れ、なるべく長期国債を買って欲しいと要請するも、銀行からは、リスクが高く増やせないと長期国債の枠拡大を渋る場面。
日銀として、良くぞ撮影を許可したものだと感心したほどである。
次は米国で伝説の投資家と言われる人物がシンガポールでのセミナーで語った言葉。
彼曰く、日本の厳しい状況を解決するには、人口を増やすか、外国人労働者を受け入れるしかないが、どれもできていない。最後は日本人が生活レベルを下げるしかない。日本国債を売るタイミングは近づいていると言うものだった。
著名投資家の発言とは言え、鵜呑みするのもどうかと思うが、この投資家以外に登場したヘッジファンド責任者やIMF関係者の口からも悲観的な発言しか聞かれなかった。
政権移行を受けた円安と景気回復への期待感から株式市場は上げ上げムード一色だが、海外投資家の日本を見る厳しい目には変わりが無いことを改めて思い知らされた。
首相を始め国会議員にも是非とも観て貰いたい番組だった。
NHKと言えば基本的にニュートラルな立場で事実を伝え、最後の判断は視聴者に委ねるやり方が多いが、今回の番組に関しては、一貫して日本国債の危うさを伝えると言うか、どちらか言えば訴える内容だった。
日本国債が危険水域にあることは、新聞、テレビの報道を通じ理解しているつもりだったが、この番組を観て、一層不安が強くなった。
特に印象に残っている場面は、日銀の国債発行部門の責任者自ら大手都銀を訪れ、なるべく長期国債を買って欲しいと要請するも、銀行からは、リスクが高く増やせないと長期国債の枠拡大を渋る場面。
日銀として、良くぞ撮影を許可したものだと感心したほどである。
次は米国で伝説の投資家と言われる人物がシンガポールでのセミナーで語った言葉。
彼曰く、日本の厳しい状況を解決するには、人口を増やすか、外国人労働者を受け入れるしかないが、どれもできていない。最後は日本人が生活レベルを下げるしかない。日本国債を売るタイミングは近づいていると言うものだった。
著名投資家の発言とは言え、鵜呑みするのもどうかと思うが、この投資家以外に登場したヘッジファンド責任者やIMF関係者の口からも悲観的な発言しか聞かれなかった。
政権移行を受けた円安と景気回復への期待感から株式市場は上げ上げムード一色だが、海外投資家の日本を見る厳しい目には変わりが無いことを改めて思い知らされた。
首相を始め国会議員にも是非とも観て貰いたい番組だった。
麻生財務大臣は、NHKにとって宿敵になりますので、牽制する形で自民党の政策をネガキャンしますよね。