このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今日はNPO法人なごやか理事長のお伴で物件(土地・建物)の内覧に来ていた。
小さな事業所用の物件を探していた理事長へ、出入りのOA機器販売会社の営業マンが上司の持ち物の空き家を紹介してくれたのだ。
理事長の元には不思議とこういう案件が舞い込んでくる。
本人いわく、ふだんから相手によくしていると、自然と集まってくるものさ。
現地で待ち合わせていた持ち主が言うには、昨年亡くなるまで伯母が一人で住んでいて、10年ほど前に平屋の半分のみオール電化にリフォームし、外装も新しくしたのだそう。
たしかに、玄関から左側の通し間はひどく古ぼけていて、私には廃屋の一歩手前に見えた。
三人で建物の外に出るなり、宅建資格を持っている理事長が独り言のような口調であっさりと言った。
「築60年というところでしょうか?」
彼は持ち主を振り返ると、ぜひお借りしたい、現況有姿で○○円でいかがでしょう、と早くも賃料を提示した。
建物はともかく、この広い敷地で安すぎないか、と私はあっけにとられたが、意外にも相手は二つ返事で承諾した。
商談が成立した瞬間だった。
では後日、私が必要な書類を作成して、またご連絡差し上げます、ありがとうございました。
写真一枚撮ることもなく、私たちは物件をあとにした。
もう一度見なくていいのですか?と理事長に尋ねたが、よく眺めたからもういいよ、あとで法務局で登記簿謄本は取得するけど、現況有姿でだからね、と愉快そうにしている。
「面白い物件じゃない、通し間の方は自力で直せば、子ども食堂ができるかもしれないよ。」