このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
のちにヒチコック自身がパルゼーション(心のときめき効果)と呼んだ魅惑のサプライズ・キスシーンから始まり、「きみはどなたでしたっけ?」という主人公(ジェームズ・スチュアート)の問いに答えて、ヒロイン(グレース・ケリー)はイディス・ヘッドがデザインのドレスのすそをひるがえしながら、室内のライトスタンドを一つ一つ点け歩く。
「リサ、、、メイ、、、フリモント」
「あの、同じドレスは二回着ないというリサ?」
「それが仕事ですもの」
さらに彼女がドアの外に待たせていたのは、当時ニューヨークで最も高名だったレストラン、トゥエンティワンのケータリング・サービス!
どう?という得意げな表情が、スチュアートのあきれ顔と併せて、もう最高だ。
相手を驚かせるとは、喜ばせるとは、かくありたい。
コロナ禍にあえぐ飲食店はさまざまな生き残り策を考案しているが、その中の一つに、今回特例で認められたタクシーによるデリバリーサービスがある。
緊急事態宣言の延長で帰省はおろか外出もままならなくなっている娘の誕生日に、思い立ってあちらの市内のレストランから夕食のデリバリーを贈った。
トゥエンティワンとまではいかなかったが、それなりに喜んでくれたし、父自身(内心大いに)楽しめた。