ジェリー・ゴフィンとキャロル・キングの若いカップルがソングライター・チームを組んでシュレルズに提供した「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」(1961年)は彼らの初めてのヒット作となっただけでなく、全米チャートで1位を獲得した。
前回はオリジナルのシュレルズと、ソロ活動を再開してからのキングのピアノ弾き語り、それにブライアン・フェリーによる魅惑のカバーの計3バージョンを紹介したが、もう少し挙げてみたい。
まずは、ドミニカ系女性歌手レスリー・グレースの、バチャータ(ドミニカ発祥の音楽とダンス)アレンジのカバー(2012年)を。
続いて、アルコール中毒とオーバードラッグで早逝した歌姫エイミー・ワインハウスのソウルフルなスローバラード(2011年)。
次はずっとさかのぼって、ビートルズより少し遅れてデビューしたブリティッシュ・ビートバンド、ゾンビーズのBBC(ラジオ)スタジオライブ録音(1965年)を選んでみた。ゾンビーズは「二人のシーズン」や「好きさ、好きさ、好きさ」、「シーズ・ノット・ゼア」など哀愁を帯びた曲が多いのだが、これは軽やかな楽しいアレンジで、とてもチャーミングだ。
そして最後に、実はこれが紹介したくて続編を書いているのかもしれない、ハードロックバンド、レインボーによる仰天カバー(1980年)。
ボーカルのグラハム・ボネットからして当時のインパクトはすごかったのだが、このフィルムをテレビで観た時はホント、のけぞった。
のけぞったものの、不思議と歌心が感じられて、特に最近は懐かしさもあり、聴き返してしまう。
「華麗なるギャッビー」のニック・キャラウエイを演じたサム・ウォーターストンと、この映画の主人公ウィリアム・アザートンのセンシティブなキャラクターが妙に心に残っている。
「続・激突(シュガーランド・エクスプレス)」のアザートンも良かった。
あの青年が、後年「ダイ・ハード」のTVレポーターになるとは、、、。
ナサニエル・ウエストの同名小説(1939年)の映画化作品(1975年)。
訳本は角川文庫から出ていたが、昨年、新潮文庫から新訳が刊行されている。
「仕事にかまけて、子育てをまったくしなかった。
手を掛けなかったので、口出しもしなかった。
そして知らないうちに、子供たちは大きくなった。
男の子と、三つ違いの女の子。
二人ともそろって本を読まない。
僕の子供なのに、不思議だな、と感じていた時期もあったが、読み聞かせ一つしたことがないのだから、仕方がないか。
誕生日には宮沢賢治ではなく、佐野洋子の『100万回生きたねこ』を贈ったけれど、読んだ様子もない。
そんな二人に一つだけ繰り返し言ってきたことがある。
『たった二人だけの兄妹なのだから、仲良くしなさい。』
ありがたいことに、それをよく守ってくれている。
僕には二人の妹がいたが、どちらとも疎遠だ。
そうならないようにと思ってね。
こないだ、テレビ絵本のようなものを観た。
病弱な兄と、二つ年下の妹の話。
どこかで読んだ話だな、と思って観ていたのだが、やがて悲しくなって泣いてしまった。
佐野洋子のエッセーだった。
僕も早く死んでいたら、妹たちにはいい兄のままだったのかもしれない。」
1、2、3、4
もう少し時間ある?
5、6、7、8、9、10 アイ・ラブ・ユー
A、B、C、D
友達をお茶に連れて来てもいい?
E、F、G、H、I、J
アイ・ラブ・ユー
船を発進させ
木を切り倒して 縄跳びしよう 僕を見て
(さあ一緒に)さあ一緒に
(さあ一緒に)さあ一緒に
黒、白、緑、赤、 友達を寝室に連れて来てもいい? ピンク、茶、黄、オレンジ、青 アイ・ラブ・ユー
(さあ一緒に)さあ一緒に
(さあ一緒に)さあ一緒に
ビートルズのアルバム「イエロー・サブマリン」(1969年)に収録された、ポール・マッカートニーの作品。始まったと思うとあっという間に終わってしまうのだが、不思議と耳に残る可愛らしい佳曲だ。
ぐっと時代が下って、2013年の日本公演で初めて披露された際はちょっと驚いた。
日本では76年に「ピンポンパン」の酒井ゆきえお姉さんがカバーしている。
10月のポールの来日公演へは不参加を決めた。40年以上、彼の音楽を聴いてきたが、彼も僕も老いた。そろそろ、潮時だろう。
All Together Now
One, two, three, four
Can I have a little more?
Five, six, seven, eight, nine, ten,
I love you
A, B, C, D
Can I bring my friend to tea?
E, F, G, H, I, J,
I love you
(Bom bom bom bompa bom)
Sail the ship
(Bompa bom)
Chop the tree
(Bompa bom)
Skip the rope
(Bompa bom)
Look at me
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
Black, white, green, red
Can I take my friend to bed?
Pink, brown, yellow, orange, blue,
I love you
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(Bom bom bom)
Sail the ship
(Bompa bom)
Chop the tree
(Bompa bom)
Skip the rope
(Bompa bom)
Look at me
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
(All together now) All together now
スーツの一番下のボタンはかけない。ベストも同様。三つボタンの段返り(一番上のボタンが衿と一緒に裏返っている)ジャケットは上もかけず、真ん中のボタンを一つがけ。
座ったらボタンを外す。
ただし例外もあって、ニュースキャスターなどはだらしない、との視聴者からのクレーム対策として、かけたままになったのだそうだ。
これがアンボタン・ルール。マナーではなく、単純に上着の形が崩れるのを防ぐためだ。
アイビー・リーガー(ハーバード大卒)のケネディ大統領は第2ボタン、第3ボタンを二つかけている写真が多い。
演説やパレードで腕を挙げた時にお腹からシャツが見えるのを嫌って二つかけていた、また、そうしてもおかしくないようスーツをオーダーしていた、というのだが、特に後者の真偽はわからない。
ポケットのフラップ(雨蓋)を室内で入れる、はマナー。
フォーマルな場では、会場が屋外でも入れるのが正しい。
入れたり出したり、面倒だな、と感じる方もいるだろう。個人的には、ビジネススーツは外着なのでそこまで厳格でなくてもいいのでは、と思っている。
右からジョン・F、エドワード、ロバートのケネディ三兄弟
ニクソン(右)は段返り一つがけだ
立ち上がったら、握手よりまずボタン