アレルギー鼻炎のため、鼻に息が抜けなかったあつこさん。
思い切って入院、手術して鼻に息が通るようになりました
口呼吸をずっとしていたので
息継ぎを口と鼻から両方でできるように練習です。
レッスン前に miuraのボイラーのCMみたいに
鼻から 「ふんっ!」と息を出して抜けてることを確認することが
恒例になりました(笑)
歌は体が楽器ですから、
体調で歌は変わってきます。
体調だけでなくメンタル面もとても影響をうけるのです。
さて あつこさん、体育祭があった日の夜、
鼻の頭を真っ赤に日焼けして
グタッとレッスンにきました。
すぐに歌える状態ではなかったので、あつこさんのお話に付き合うことに。
体育祭の宣誓の練習のとき、先生から滑舌が悪い!と注意され、
本番はうまくいったそうですが、ずいぶんと気にしていたようです。
レッスン中、試験曲を歌っていたら
途中、急にやたらなんかやけくそみたいに、
アクセントをつけなくてもいいのにはっきり発音して歌うわけですよ。
はは~ん、これは学校の先生に注意された事を思い出しているなと。
後で聞いてみたらその通りでした(笑)
むしゃくしゃするのもわかりますが
学校の先生もアドバイスをしてくれているのだし
体育祭の宣誓を任せられるなんて、かっこいいじゃありませんか。
全校生の前で発声練習できたと思えばいいことですよ。
心の状態がモロでてしまう とてもわかりやすいあつこさんですが、
歌は自己満足でなく、聞いてくれる人に気持ちが伝わるように
声をださないと。
鼻に息も抜けたことだし、
地声から頭声に移る換声点を滑らかに。
音圧もかわらないように、まだまだこれから練習が続きます。
本当は1分も惜しんで発声や初見視唱をしてほしいところですが、
希望はいっぱいだけど、手探りで不安で、
多感な高校生の話を聞くこともレッスンのうちと思います。