力を入れることは出来ても
さて、力を抜くってとどうすればいいの?
肩も腕も指も力んでしまって 思うように弾けない。
リズムのタイミングがうまく合わせられない。
教室で導入期に使っている 「プレピアノランド」のメソッドでも
脱力や腕の使い方などが 子どもにもわかりやすく
体験しながら学べるようになっていますが
これに お手玉を加えたらもっと良い刺激になりそうです。
実際に、レッスンにてまずは ポンポンと手のひらの上で少し放り上げてキャッチしてもらう動作を
みんなにやってもらった。
4歳の孫は単にまだ投げる動作など未経験だから なんとも可愛く下手なんですが
1年生でもキャッチできない子が結構いました。
放り上げるときに力が入り まっすぐ上にあげられない。
キャッチのときに指が曲がらず つかめない。お手玉がこぼれ落ちる。
「えっ? そうなの?」出来ないのね(ちょっぴり危機感)
ありゃりゃ~ 楽しみながらできるから
試作品を貸し出しして とりあえず遊んで下さいと渡したら
1週間後 効果がありました。 お手玉のキャッチもうまくなったのですが
やたら力がはいって 弾きにくそうにしていた子が、かなり 楽に弾きました。
力を抜くことを体感、教えることはなかなか難しいのですよ。
理屈抜きで遊んでもらうだけですごい効果が。
それと 今レッスンしている曲を、歌がある場合は歌いながら
ない場合はメロディを口ずさみながら
またはミュージックデータにあわせながら
お手玉を脇を楽にして右 左に投げるだけでも リズムののりがよくなりました。
これからは みなさんに使っていただいて いろいろ試してみたいです。
すでに いろんな先生のホームページやブログでも紹介されていますが
まずは 使ってみて下さい。
ちなみに 部活でバスケットや器械体操をしている生徒さんに渡すと
ビシッ!と決まりすぎまして(汗)
あらあら 力を抜いてみてね~。
ベースの有川先生にもやってもらうと
「これはいい!」
アンサンブルのリズムの根底を担う ベースさん。
高校生から かっこいいだけで(失礼)はじめた人は
四分音符を正確に刻むことが出来ないことがあるそう。
そう意味においては、小さいころから ピアノを通じて
音読み、リズム、音感などなど 知らずうちに身に着けていることが
どれだけ 音楽を楽しむのに役立っているかひしひし感じます。
ベースのレッスンにも使える!との事。
昔ながらのお手玉、すごいです。