「しあわせを運べるように」
阪神淡路大震災のあと1ヵ月後に小学校の先生の臼井 真さんが作った曲。
そのいきさつと思い、学校での合唱の取り組み、そして
歌詞を一部変えて、本の帯にもあるように
「神戸から東日本へそして日本中へ、復興のシンボル曲」になった経緯も
よくわかります。
昨年の秋、神戸のとある主婦がメインの団体のコーラスにて
「しあわせを運べるように」を歌ったことがあります。
この歌を16年たった今でも、神戸で歌うと
その惨状を知っている人ばかりなので胸が詰まる思いでした。
「しあわせを運べるように」公式サイト から合唱譜も購入できましたので
2月のPTAコーラス交歓会にて歌いたいと思いました。
音楽が力になるのはよくわかっていても
東日本の現状を思えば、こちらで歌っていてもいいのですか?と
自問自答したくなります。
でもこの本のCDのライナーに
早いテンポで元気に歌うと「明日に向かう希望の歌」にきこえる。
ゆったりとしたテンポでうたうと「亡くなった方々への鎮魂歌、壮大なレクイエム」に聞こえる。
とありましてその言葉に勇気付けられて
「歌ってもいいですか? いいですよね。
みんなが知っていてもいい歌だし、この地にいれば
歌でしか向き合えない、または歌で向き合うきっかけを作ることができるかも。
そんなに難しく考えずに、やはりこの歌の存在をすこしでも多くの人に
知ってもらいたい」と取り組むことにしました。
「神戸のまち」を「ふるさと」にかえた
「ふるさとバージョン」です。