常に比較の視点は、人の感性や知性を刺激するようです。多様な文化の中で己の根を見つめざるをえませんね。絶えず、外からの眼差しを受けてきた琉球・沖縄の生存であり、感情の揺れであり、自らを律し守るための小さな国家なりの仕組みがあって、現在に至っているのかもしれませんね。内部の葛藤も確執もしかしなかったわけではないですね。その中にもヒエラルキーがあり、貧しいながらの社会の諸相が営まれてきたわけですね。
ところで今日UNESCOのサイトを見たら組踊の世界遺産指定に関して、資料が公開されていますね。英文だがUNESCOの組踊世界無形文化遺産への指定に関してじっくり読んで検討するのも悪くありません。ぜひどうぞ!組踊保存会が主軸ですね!みなさん、ご健闘してほしいです。「伝承者研修会」はまめに実施されているのですね。女踊について、書く予定です。何時、女踊りは冊封使の前で披露されたのか、よくわかっていませんでした。唄・三線からすると、男性の女性への思いの転化(擬態)のような踊がありますね。いったいあのモデルはだれなんでしょう?男が女になった気持ちで女を踊ってみせるという三重のメタファーがそこに現前していると見ています。←つまり男の思いを女の扮装をした男が女にすり替わってフィクションとしての女を表象しているのです。この考えは論稿の中でもっと詰めてまとめているところです。←解釈にまた批評があっても面白いですね。