志情(しなさき)の海へ

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あのね、立て続けにユタや神人に会ったのよ、不思議ね!

2011-10-27 13:44:56 | 詩、詩集
   【ユタや神人の女たち】

「縁」というスナックに行って話そうと誘われて
 もうまったく他力本願の日々が続いていて

   流れる水のように生き生かされている
     なるがままに
      ありのままに
       流されて

        そして
          中年の夫婦が貸し切りで
           カラオケを楽しんでいる

            ユタ夫婦でね
             ウガンで儲かって三階建て
              うとぅや
                あまはいくまはい
                 かけで飲むみたいよ
                  あんし、ユタぬ奥さんが
              
                  ビール一ケース注文した!
                 うとぅぬ賭けを払うんだよ 


               楽しげな唄が流れ
              怒りを鎮める儀式のような声が流れ
            聴き耳を澄ます
           「あんるやいびーんたんなー」
          「あんせーならんさやー」
          「たーやてぃん、わじんよー」

          「あぬちゅや神女あらんたんなー」 
         「あんやれー、あぬ場所があんすか上等あらんし わからんたーがやー」

         そして翌々日、
        若狭の熱い人が電話してきた
       若狭の主にあってほしい、と、
      また流れ流されてあるがままに
     なすがままに
         会った
          若狭に沖縄芝居先達者顕彰碑を建てようという
           息吹・声があり、耳を傾ける

             そこの宇宙番の神女が愛らしい表情でやってきたのだった
              なぜか隣の熱い声の人も神人のような気配で
               糸数カメの話をすると
                「ああ、きーぶるぶるするさー」
                  と
                   神女の彼女

                    中国やアメリカ、そして大和の国の有名人の
                     ための
                      はんじごともやるという女の顔は
                       愛らしい

                      何が見えますか
                    彼女が求めたのは名前だった
                 名前を二つ書いた
                生まれた時の姓名に戻りたがっている

              ほんとうの自分の姿に戻りたい
            わたしはわたしでわたしがわたしのままに
          生きて生きたいという単順なおもい

             19歳から神に導かれるままにこの道に入ったという
              愛らしい神女

               見えない文字を見て見えない声を聴き
                中国でも、アメリカでも神の声が聞こえるという
                 天の神が与える見えない証文が見え
                  手にのらない文字が見える

                   見えないことばが見える神女たちが
                    この島には跋扈している


                 英語や中国語は翻訳されて入ってくる
               全くウチナーグチもわからなかったのに
              神の声がわかってきたのよね
             霊の世界は嘘か本当か、しかし霊が見えるという愛らしい顔の
           彼女に私の背後に何が見えるかお聞きしたかった   
 
              宇宙番の神女だという彼女は
               人のスクブンを語った
                それぞれのスクブンがあるからね
                 と言った

                  となりの熱い人も神人かな
                   と聞くと
                    風の番らしいなー
                     と
                      一言

                       すくぶん
                        それぞれのすくぶんを
                      生き生かされている世の中に
                    呼吸している

                  わたしのスクブンが終わったら
                もう行ってもいいなー
             でも、すくぶんはまだ終わってはいない

           
             捉われて、流されるままにただ
              眼差しの優しさを浴びていたい
                白鷺と黒鷺の円舞の空

                 ユタや神女には愛の賛歌をただ歌ってほしい! 

                  先生、10月28日はマヤ歴によると
                   「地球破滅の日らしいよ。一人では
                    死にたくないなー」
                     と
                      学生が言った日
                       神女の愛らしい顔に
                        出あった!
                         【2011年11月26日】             
              

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