志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

存在の軽さ重さ、いずれ消え去る命ながら生きることの桎梏は明日も!「モグラの詩」

2011-06-15 10:51:30 | 詩、詩集
              関係の絶対性と人は言う
                正義なんて腐るほどあって
                 何が正義か
                  人それぞれの正義があって
                     と
                      人は言う

                       使い古されたことば
                            されど
                               多用される
                             ことば
                           に
                       振りまわされ

                  関心は
                   あのXが
                      うつむいて
                        視線を
                           避けて
                             通ったことなど

                           なぜ無視し
                          しらんぷりをし
                      不幸を背負ったような顔
                         で

                      過ぎていくの
                    なぜ

              制度内の夫婦という絆の
               無残さは
                 どこにも
                     あふれていて

                          それで
                           生き地獄
                            天獄
                             天国

                       なぜか天国を打ち込むと天獄になる
                あの出世街道を登りつめているように
              見える方が

           実はご長男が
            若くして自殺して
                 いたり

                  あの著名な
                      学者が

                        孫に刺殺されていたり
                          ということなど
                            人の世は魑魅魍魎がブラブラ

                 そしていつその魑魅魍魎にターゲットにされるか
                  誰も知らない

                     内の闇が迫る
                        身体というものが成長し老いる
                              年輪を重ねると共に
                                  病もついてくる

                              ついてこないと豪語する恵まれた人も
                           不幸を不運を嘆くひとも

                       人生多色!
                ふとした落とし穴にはまって
                  それぞれが喧々諤々
                   関係の絶対性が爆発するモメント
                      偽善の極み

                         やがて泣声が聞こえる
                          やがて夜の帳の中をさ迷う足音
                           犬が吠える

                             おのれが創ってしまった罪が
                              ひび割れて身体をこころを蝕む

                             偽善のインスティトゥーション

                        XXの二字を頭に抱いてズルズルと生きてきた  
                         欺瞞に復讐される
                           遠い何者かの復讐かな
                             なんて言い古されたフレイズを   

                              やはりそのXの存在のすべてが
                               生み出した命に悪夢を与え続けている

                                その沼から
                                 抜け出る

                              沼はどこにもあり
                             沼でもがき
                            沼になじみ
                           沼であいさつしあう
                         でも沼はもういいよね
                          君は
                           君にとって
                            偽善のない
                             人生を
                               歩んでほしい

                                  あんなXを殺して人生を
                                    無にするなんて                                                愚かだから
                               やめなさい
                             悲しいけれど
                            人は決して美しくはないの
                          嘘偽り隠蔽殺意諸々の欲望の渦
                        その集積であって
                         でも美しい魂を求めるこころは
                          捨てないでおこう
                            存在の軽さ 
                             しかし存在の重さに
                               おしつぶされそうだけれど
                                だめよ
                                 Xの果てのないことばに
                                   狂喜に
                                    潰されるのは

                                    生きたままの人間を実験材料にしたり
                                   奴隷にしたり
                                  したつもりはないけど

                               生きていることの贖罪については
                              話し合ったよね
                             少なくとも
                            私は君を愛している

                          いつまでも

<かつての御嶽の杜はコンクリートの塊になりつつある。窒息しそうになったらここから逃げよう!>
                     
                                   

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