つぶやき:
この地で小説、戯曲、評論と多彩に創作されてきた作家は大城立裕先生の他にいませんね。
詩劇の新作組踊に至るまで~。うちなーぐち芝居も含め集団の無意識の核(コア)、歴史と現在にコミットしているのです。使命感の大きさだったのでしょうか。沖縄そのものが求めてきたのかもしれません。
女形の舞踊家(人間国宝、芸術院会員、文化功労者)と並べられない作家大城立裕です。沖縄文化に寄与する力の大きさは言うまでもないでしょう。女形芸は、女性芸能者より優れているだろうか?変性芸、両性具有の芸の魅力は両性に見られます。「忠孝婦人」の乙樽に女性芸能者が挑戦して演じる舞台が見たいものです。今女形芸で最も大きな役割はその乙樽ですよね。他の組踊の女の役柄は女性舞踊家が十分できます。ただ機会が与えられていないだけですね。乙樽を演じる女性舞踊家を期待しているのですが~。戦前、宿の女を上間郁子さんが演じています。二童も女性たちで十分です。若衆芸は中性の魅力で女性たちが十分演じられる変性芸(両性具有)の美が追求できますね。
大学1年生に沖縄の小説家について質問してみると、彼らは「カクテルパーティー」も「水滴」も読んでいないのでした。根っこにある歴史や文化への希薄な認識に驚くばかりで、ピラミッドの教育カリキュラムの麗しさと弊害に唖然とします。中学、高校の教科書に載らない沖縄の文芸作品です。
「沖縄の表象」の題で講座を持ちたいものです。Youtubeで始めなければ???