志情(しなさき)の海へ

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新春の年賀状!元旦の光はオオゴマダラの黄金のように?!春は鶯の囀り!

2011-01-04 11:19:02 | グローカルな文化現象
年末から沖縄のフェミニズムのフレームを意識しながら沖縄演劇をどうフェミニズム論で解けるか向き合っている。もう少しで全容がまとまる中、なかなか終りがこない。今日までには(1週間の猶予を感謝して、それでも査読で蹴られても)なんとかと思いつつ、正月のムードとは無縁を生きている。ただ庭先の二つのオオゴマダラのさなぎに魅了されている。今朝も写真を撮った。相変わらず犬のウルトラマン太郎がかまってくる。ついでに彼も写真に撮った。春を求める。雑草など茂みになった庭から鶯の愛らしい囀りが聞こえてきた。小さく確かに「ホーホケキョ」と聞こえてきた。それが春である!

春はまた年賀状を受け取る喜びがある。今年は身近に不幸があって一枚も出せなかった。しかし若い結婚したカップルの幸せの風や家族写真などを見ると『少女老い易く学成り難し』の現在を意識させられるが、しかし明るいオオゴマダラのさなぎのような雰囲気である。教員をしている教え子が大学院で勉強をしているとの知らせもあった!彼女の向学心はステキ!

東京の某女子大学・学長K先生からの賀状には「是非、共同研究をいたしましょう」と、嬉しい直筆の賀状をいただいた!光栄!K先生は素晴らしい御本をすでに何冊も上梓されているシェイクスピアや歌舞伎などの研究者で、比較演劇論・文学論の御研究もされている方である。

昨年も素晴らしい御本を出版されている!ぜひ読んでこの欄で紹介したいと思う。2年前、県立芸大で板谷徹先生が復活組踊・御冠船の時代のステージを再現して上演した記念すべき日、K先生はお見えになっていた。あの時、もっとゆっくりお話できたら良かったのだが、アメリカから来た研究者がアメリカの大学院の同窓で、その同行のために機会を逸した。

国際学会でお会いする日本の先生方がそれぞれに何冊も研究書をすでに上梓されている方々で、また世界の研究者の方々もそれぞれの国で研究書を何冊も出されている。(例えば去年の夏、ミュンヘンで御一緒した青山学院大学教授・堀真理子先生などは『ベケット巡礼』というご本を出版されている。ベケットを求めてダブリンのトリニティー大学まで行った若い頃を思い出した。彼女だけではなく、ボイド眞理子先生は大田省吾について英文の研究書を出されている!)

国際学会に参加する度にいつも圧倒されていて、遅まきながら博士論文を書きたいと思うようになった。自信をもって自らの足元の研究対象を世界の鏡に照らし、さらに論を深め、共通項や違いを模索しながらも、はやりこちらの演劇や共同性の世界を発信したい、という思いに突き動かされている。他世界の文化や文化現象との比較研究はもっと掘り込む必要がある。また普遍的な論理などは西欧も日本や沖縄も共通項があり、世界が確実に融合に向かいながらもそれぞれの固有の個性の魅力を追及しているのも事実だ。
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K先生ありがとうございます!ぜひ共同研究のお仲間に入れてください!

その前に今の課題です。沖縄のフェミニズム論の陥穽が見えてきました。と同時に沖縄の独自性もまたーー。さてここからどこへ向かうべきか、まだ緻密な検証が求められています。アメリカのシアタージャーナルの編集者は世界で嫌われているアメリカを危惧して、定評のあジャーナルへの投稿を求めてきました。さて2月15日までに、アメリカに英文論稿を絶対に送ろう!といつも決意は素晴らしいのですが、実践と実現をいかにの点で問われています。

「少女老い易く学成り難し」を胆に命じて、ひたすら鋭角に切り込むことを考えよう、と思いつつ、これまでの習性をどう変えていくか、試される年になりそうです!夢の桃源郷を引き寄せたい春、鶯の鳴き声にかすかな希望を感じています!

≪写真は鶯の鳴き声が聞こえてきた庭の藪≫



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