(雨に打たれたひまわりの花、コオロギの住む世界の写真はいつも画素数が大きくてUPできない。なぜだろう)
≪雨の草むらから聞こえてくる静かな鳴き声≫
雨が小雨になり、傘を差しながら、と草むらをみると
リーリリリリリ、リリリリリリ、リーリリリリリリ、リーリーリリリリリ
涼やかな鳴き声が飛び込んできた
雨が降り
コオロギが鳴く
ユウナの木の幹がくっきっり黒い輪郭で迫ってくるお昼時
リリリ リリリ リリリ
リーリリリリリ リーリリリリリ
君はどこなの リーリリリリ
リーリリリリリ 君は遠い
雨の中でも リーリーリリリリリリ
いつでも リーリリリリリ リーリリリリリ
永遠に会えることのないこの空の下
君の鳴き声だけは耳に響いている
リーリリリリリリ リーリリリリリ
会いたい 会えない と鳴く
リーリーリーリーリー
いつになったら会えるのだろうか
君とわたし
雨が降る
梅雨の季節
水にあふれるこの世界
君はいつでも リーリリリリリ
明日も リーリリリリリ
不思議色のこころも リーリリリリ
死んでも会えない リーリリリリリ
リリリリリリリリ リーリリリリリリリリ