家には昔から神棚があり、新築した際も神棚を付けてもらっていて何時も天照大神のお札がある。
でも、天照大神を祀ってある伊勢神宮へは、中学校の修学旅行で行ったきり45年以上経っていて伊勢神宮がどんなところだったのかも全く記憶が無く、有るのは泊まったホテルや犬山城や海女さん達の働きを展示した水族館の様なところと真珠の養殖の展示館で、何で肝心の伊勢神宮の記憶が無いのか?
中学生の自分には伊勢神宮と云うもの自体、何もんなのか理解せぬまま、きっとただの普通の神社としか思っていない状態で行ったので記憶に残らなかったのだろう。
そもそも、先輩方は皆さん京都・奈良だったのだが、前年の先輩方が京都で悪さをしでかしたらしく、私達の学年だけその罰を受けて頭丸めて伊勢神宮で心を入れ替えて来いと言うことで全く意味不明の成り行きだったけど、そこには目に見えぬ糸が繋がって居たのだろうと察する。
そんな事で、何時かは俗にいう正しい「お伊勢参り」をしてみたいと常々考えていた。
今年になって、何となく行って見たいと云う気運が高まって、遂に行ってみる事にした。
しかし、妻は何度かブログの中でも書いた様に体調を崩して7月から8月一杯ずっと調子が振るわなかったので本人も旅先でのトラブルが心配だし、そもそも神仏の存在を信じないタイプなので、連れて行ってもそれに特化した旅行では不平不満を云われるのは必至と考え、今回は一人で行く事にした。
しかし、一人で行ける程お伊勢参りについて知識も無く、ブラタモリでもやっていたが正式参拝の手順と云うか習わし的なものがあって結構複雑で良く分からない。
そこで、一人で参加可能なツアーを探して見つけたが「クラブツーリスト」の「美しき伊勢志摩・3絶景めぐりと英虞湾」と云うツアー。
正式な参拝ルートを踏んで伊勢参りを行うと書いてあって、8月末に早速予約した。
で、遂にその日がやって来た。
9月29日金曜日・30日土曜日の2日間で全ての工程を終える。
東京までは、いつもの通勤と同じ6:36分の新幹線で東京に。
日本橋口の集合場所に集まって8:26の東海道新幹線のこだま号に乗った。
途中、新富士駅手前で富士山が見えるかと思ったが、今回も富士山付近だけ雲に覆われていた。
豊橋駅までこだまだと2:14も掛かった。
でも、何でこんな手前の駅で降りるんだろう?
駅を出ると、快晴の青空に気持ちも晴れやか!
これが、今回のバス。
そこそこ新しくて雰囲気は良さそうだ。 運転手さんも誠実そうな良い感じの方で安心した。
バスに乗ると直ぐにお弁当が配られた。
えーもうそんな時間?と思って時刻を確認したら、11:30 まあそれなりの時間ではあった。
豊橋はちくわが有名だと説明された。
大きな稲荷神社もあるので、「ちくわいなり」 って訳だ。
結構おいしかった。
それからバスで3時間かけて2時過ぎにやっと着いたのが二見浦。
伊勢の参拝はこの浜参宮から始めるのが習わしらしい。そう言えばブラタモリの伊勢参りもここから番組がスタートしていたね。
ここは、あの有名な年賀状のイラスト人気の夫婦岩があるところだね。
昔の人は先ずはここで清らかな海の水で体を清めてから伊勢神宮に向かったそうだ。
でも、中国の観光客でいっぱいだった。
まッ、しかし、前日の大雨と打って変わってやっぱり私は晴れ男とたる証明を今回もした。
次回へ。