雨ばかりで、外の仕事はなかなか思うように出来ません。
倉庫脇の棚の作成も最終段階になりました。
雨の吹き込み防止策です。
「波板打ち付ければ良いじゃん」なんてつまらない事を言う人にはこの記事は面倒な事する人だなで終わりでしょう。
自分で作るからこそ、細部にまで拘りのアイディアを注いでオリジナルなものを作って、美しい作品にしたいですね。
小屋の脇に波板を打ち付けたのを良く見かけますが、もの凄く安っぽく見えるのはなんででしょう?
ロマンが感じられません。
そもそも倉庫にロマンなんて馬鹿らしいなんて思う人は多いかもしれませんが、手を掛けた素敵な庭の一角に一つだって調和の無い物が有ったら、全てがそのレベルになってしまいます。
全ての調和が大切だと思っています。
私もまだまだですが、理想に近づけている最中です。
折角白を基調に、倉庫と一体化した棚を作りましたので、イメージを壊したくないですね。
それと、今回の棚は脇から物を出し入れする工夫も有りますから、脇を塞いでは何の意味も無くなります。
そこでまたアイディアの応酬です・・・・
考えに考え尽くしました。
先ず、完成した棚は以前にもブログしましたがこんなものです。
今年は、雨ばっかり降って雨水の吹っ掛け具合を観察するには絶好の機会でした。
風雨の強かった翌朝棚を見てみると・・・
一番上の棚には全く水滴は有りませんでした。
その下3段分は脇からの風で吹き込んだ雨で濡れています。
当然の事ながら下に行けば行くほどその度合いは大きいです。
しかし・・・
手前側からは殆ど雨が掛かって居ません。
屋根の軒下を長く取ったのと、大きなチャボヒバが3本有って風雨を防いでくれているみたいです。
当初は前面にも雨対策が必要かと思っていましたが、全く大丈夫みたいです。
そもそも、絶対濡れては困る物は置きませんから・・・
つまり、左右のサイドを何とかするだけで良さそうです。
右サイドからの物の出し入れが有りますから開閉可能が前提です。
そこで、作ったのがこれ。
さて・・・・?
園芸用の棒にホワイトスプレーを施し、先端にハトメパンチ用の12mm金具を入れました。
この金具が偶然にも、園芸用の棒の先端部分と全く同じ径で、多少やすりで削って押し込みました。
押し込んだ先の棒の部分は先端部より細いので隙間を得意のレジンで充填して紫外線で固めて動かないようにします。
フックがこの金具のところで止まります。
さて、何が始まるのでしょう?
この出来上がった棒に農業用のビニールシートを巻き付けて、ビニール専用の接着剤で巻き部分の最終部を接着します。
この時に、幅を期待値よりも1cm程度短くするのがコツです。(後でわかります)
でもビニールってビニール専用の接着剤でもの凄く強力に接着できるんですね。
びっくりしました。絶対剥がれたりしません。
一番上と一番下の棒との巻き部分は更に補強のために小さく切ったビニールを接着してあります。
どう使うのか? いよいよ秘密の公開です。
わかりますか?カラクリが。
最初に、上の部分を柱に取り付けたフックの丸い穴に通して、上に突き上げます。
次に、下の部分をフックに入れます。
ハイ!これだけ。
理解できなかった方は、網戸や引き戸を思い浮かべてください。
扉を一旦上の溝に食い込ませた後に下の溝に落とし込むとそれだけで外れたりしないで戸としての役目を果たすあの原理ですよ。
イヤー!
アイディア出し一晩掛かりましたが、閃きは言葉どおりに一瞬ですね。
この時、先ほど記述した横のフック間の幅よりもビニールの幅を1cmくらい短くしておくと、ビニールの張力でピンと張って強風でも外れたりしないはずです。
強風が吹けば吹くほど棒間の張力が強くなりますからね。
分かりますよねこの原理。
そうは期待するものの、もし今後万が一にも強風で外れるような事があれば、上部にストッパーを設ける事は考え済です。
その時にはまたブログしますが・・・
倉庫側から見ると、殆どビニールが目立たないですね。
でも、なんで農業用ビニールなんか使ったのか?
普通にどこでも売ってるテーブルに掛けるビニールだって良いじゃん?
ダメです。
屋外で紫外線に当たり続けると必ず劣化しますが、農業用はそもそも屋外で使うものなので耐久性が抜群なんです。
それに、結構しなやかで伸びるので、テンションを与えてピンと張るには絶好の代物なんです。
これで右側の防雨対策完了。
取り外し自由で簡単で、奥のスリットに収納する大型ベニヤ板(作業台の天板など)も楽々出し入れができます。
これで完成かというと、そうではありません。
左側があります。
左側は、理由が有って同じ方式ではありません。
これまたビックリの秘策満載です。
次回のお楽しみ。