僭越ながら今日も彗星の話題です。
今を逃すともう一生見る事の出来ない彗星ですからお付き合いください、
昨晩は前日10月20日よりも月の出が遅くなった関係で、より綺麗に彗星を見る時間が増えたので、さっそうと車で30分の所へ行きました。
陽が落ちるまではとっても良い天気で「今日も期待できそう」と思っていました。
現地に着いた時にはまだ雲もあまり無かったのですが・・・
その後、あれよあれよと雲が湧きだして全天雲で覆われてしまいました。
でも、ここの天気はいつもこうなのよ。
少なくとも19時までは待ってみよう!!
18:50くらいから徐々に雲に亀裂が入り出して星が見え出しました。
19時丁度には遂に彗星の全容が見えました。
ほらね。
でも、下の方にある雲がまた移動して来て見えなくなってしまいました。
結局彗星の全体を見れたのはほんの5分程の時間でした。
その後も雲に出たり入ったり。
彗星の尾が長いだけに全体を一堂に見る事が出来たのはこの5分間だけとなりました。
写せるチャンスが僅かしか無いと踏んで、今回はISO3200で露出時間を短くして撮ったので流石に前日の写真に比べると粗いです。
昔、高校時代に自分でフィルムの増感現像を良くやっていたのを思い出します。
たしかHACとか云う現像液で、素晴らしく粒子の荒れを押さえて増感できましたが、その後液に含まれる成分の一部が劇薬に指定されてしまって入手できなくなってしまいました。
7:20頃には完全に雲の中に隠れてしまいましたが、天頂付近は穴が空いた様に星が見えていて、天の川も良く見えました。
そうは言っても、薄い雲が流れていてその雲が功を奏して夏の大三角を形どる「白鳥座のデネブ・こと座のベガ・わし座のアルタイル」の明るい星に輪っかが出来て夏の大三角が良く分かる写真になりました。
まるでフォギーフィルターを付けたみたいだけど、実際こうはならないです。
でも、星が多すぎて星座の形が分からないですよね。
ここはそんな場所です。
天気予報見ると、もう暫く星空は望めそうも無いです。
これでこの彗星も見納めかも知れません。
しかし、過去肉眼で見れた大彗星は記憶にある限り何時も2月~3月に来ていて、極寒で見るのは大変ですが天気だけは良くて毎日見れました。
ウエスト彗星の時は大雪が降った翌早朝に快晴となり雪を掻き分けて写真を撮った事も有りました。
最近、年中雲ってばかりで殆ど星空が見えないです。
やっぱりどこかおかしい。