いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

大義と戦争ビジネス。 loyalty and war business

2023-04-19 20:39:37 | 日記
 (1)戦争というのは大義のあるものだから国対国の争いであるが、露のウクライナ軍事侵攻が1年を過ぎて露では前線での民間の民兵組織の活動が目につくようになってきた。露に限らないが露では戦争がビジネスになっていることをうかがわせるものだ。

 (2)戦争は始まってしまえば大義などは二の次で国による公然の破壊行為、殺人行為に終始して、不条理、理不尽な非人間的な修羅場戦場になる。どの国にも国軍、軍部はあるが、政治、軍指導者の指揮命令に従って国の利益のために行動する組織であるのに比べて、民間の民兵組織はカネ、権利、利益、生活のためにビジネスとして自主的、自発的に戦争に参加する組織だ。

 (3)戦争などあってはならないが、非人間的行為、強権抑圧政治、威かく行為による人民強圧、恐怖に対してそれを救うことを大義に戦争を開始することは受け入れられることはあるが、国家としてのガバナンスが働いての聖戦であり、民間の民兵組織がカネ、権利、利益、生活のために参戦することとは本質、意味が違う。

 (4)露の民間の民兵組織がウクライナ戦争で露軍部の統制、指揮、管理の中に入って行動しているのかわからずに、露の民間の民兵組織がウクライナ市民虐殺、虐待に関与しているとの懸念も聞こえて露のウクライナ軍事侵攻作戦とはまた異質の無差別無法行為の恐れもある。
 戦争では表に出ないが兵器、銃器のビジネス密売ルートもあり、大義なき戦争を支えている。

 (5)露によるウクライナ軍事侵攻では米、NATOがウクライナに兵器供与による支援をし、露もイラン、北朝鮮から軍事支援を受けたとの報道もあり、米国は中国も露に兵器支援をするとの危惧を示して取りやめるよう批判、非難している。そこに大義なき戦争兵器密売ビジネスが介在する危険性がある。

 (6)世界に戦争がなくならないのは戦争ビジネスが介在しているからではないのかと思わせて、露のウクライナ軍事侵攻での露の民間の民兵組織が前線での軍事行動で目立って報道されていることが、ウクライナ戦争の戦争ビジネスを特徴づけているようにみえる。

 (7)日本も兵器輸出原則を緩和して戦争当事国以外への兵器輸出を解禁しているが、巡り巡ってどこにその兵器が渡るのかは責任を持つことはできない。

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