「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
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2008年04月06日
ふとした思い付きから、チャージポンプIC
LTC1144の代わりに、1個100円の
8ピンPICを使ってオペアンプ用の負電圧を
生成してみようという実験をしています。
http://picavr.uunyan.com/experiment_nega.html
まだ文章化出来てませんが、プログラムも組み終わり、
一応ブレットボード上である程度実験が済みました。
シリコンダイオードでもショットキバリアダイオード
でも、それなりの電圧が生成できることを確認
しています。
いずれにしても、ダイオードを2回通過するために
合計で約1V程度の電圧降下(負電源なので上昇ですね)
は起こりますが、簡単な部品、簡単な回路、
簡単なプログラムで負電圧が生成できました。
掛ける負荷抵抗が小さいと、一気に電圧幅が小さく
なってしまいますが、実験した範囲では13mA
程度取り出しても-4V程度の負圧が確保できました。
(元々の電源としては+5Vを使っています。)
それよりも大きな電流を取り出すには、もっと
沢山のテストを消化するなり、もしくはESRの
小さいコンデンサを使うなりする必要がありそうです。
現在使っているパーツは、12F629が100円、
コンデンサが10円×2個で20円、ダイオードは
ショットキの10本入り250円から2本使って50円。
合計170円の計算です。(秋月及び千石の価格)
コンデンサを電解からOS-CON等にグレードアップ
すればもう少し効率よくなりそうですが…専用ICと
値段的に変わらなくなってしまいます…。
ちなみに、プログラムはこのままで、ダイオードの向きや
コンデンサの向きを変えるだけで、倍圧を生成する回路
にも応用できるはずです。
その場合の最大の欠点は、なんと言ってもメイン電源が
5Vということ。今はチャージポンプが1段なので、
せいぜいプラス4V乗せられる程度(5Vからダイオード
の電圧降下を引いた電圧程度)。
ポンプをあと数段重ねればもうちょっと高い電圧も生成
出来るかと思いますが、電流は取れそうにありませんね。
まぁ、まずはオペアンプ用の電源が作ることが目的なので、
あまり手を広げず実用的な負圧生成を目指そうと思います。
そうそう。シリコンダイオードやはりショットキと比べて
若干効率が落ちるみたいですね。高周波はショットキの
ほうが向いているようです。
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