「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080418-00000112-ism-moto

来年のF1レギュレーション変更によって、
タイヤウォーマーの廃止やスリックタイヤへの
復帰、運動エネルギー回収システムの導入
などが行われるようです。

部分的には賛成なところがありますが、なんとも
やはりFIAは混乱の極みといった感じがします。

空力面では、ダウンフォースを大幅に減少させる
とともに、グルーブドタイヤは廃止してスリック
に戻す。これにより、ダウンフォースによる
グリップ強化ではなく、メカニカルによる
グリップ強化を促進させるという作戦のようです。
これはおよそ賛成。

タイヤウォーマーの廃止は、一体何を意図したものか?
F1のタイヤは、路面温度等々の条件から、走行時に
どの程度の温度になるか事前に考えた上でコンパウンド
の選択を行っている、温度にシビアな代物ですが、
タイヤ交換直後に温度が冷えていると、グリップは
極端に下がってしまいます。
それを(市販車並とは言いませんが)冷えた状態から
そこそこグリップが出るタイヤにしないと、ピット
戦略に大きく影響(というか、マトモに戦えない?)
してしまうと思います。

それはつまりタイヤ開発のコストを大きく上昇させる
ということになるのでは?開発費削減を意図している
現在、全く逆方向に進めようとしているのでは?
というわけで、これには反対。

運動エネルギー回収システムについては微妙…。
省燃費と言う観点はいいのですが、導入の方法が…

F1で導入を検討している運動エネルギー回収システム
は仕組み的には旧式だし、フェラーリが開発したもの
を使うという点で公平でないのでは?と。
なので、これにも反対。

興行面、安全面、環境面、財政面、その他もろもろの
点でバランス取りをしないとならないFIAは
多分難しい問題を抱え込んでいるのでしょうが、
この先もちゃんとした方針を打ち出せなければ、
本当にF1離れが進んでいくことは疑いない
ような気がします。

日本国内の場合は、フジテレビのステレオタイプ的な
番組作りも影響しているのかもしれませんが…



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