AVRのネコロジーをオシロに流用しようという話の
続きです。
ADコンバーターAD9283は、80Mspsまで対応
しているわけですし、MEGA48やSRAMとの
信号衝突なども、データシートを眺めてみる限りは
特に問題無さそうな感じ。
そもそもAVR版のネコロジーは2.5Msps
なので、速度的には問題ないと考えてよいでしょう。
一番の問題はやっぱりアナログ系の回路。プローブ
周りです。
AD9283の入力電圧範囲は1.024mVppなので、
5V信号や3.3V信号を直接入れたら壊れて
しまいます。
というわけで、何らかのアッテネーターを組み込む
必要があるわけです。
でも私はそこらへんのアナログ系回路に詳しくないし、
その手の文献も手元に無いので、ネットで色々検索を
しているところです。
構想としては、BNCコネクタ入力として、そこに
秋月で売っている60Mspsのプローブ
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22M-00239%22&s=score&p=1&r=1&page=
とかを繋いで、プローブ側か本体側で減衰する機能
を持たせたいと思っています。目下、2.5Msps
しか必要ないので、60Mspsで十分かと。
プローブ内がどんな回路(まぁ抵抗成分と、わずかな
キャパシタンスだけと考えて大丈夫だろうけど)に
なっているかとか、後続の回路をどう組んだら期待通り
のアッテネータ回路として働いてくれるのかとか、
誤差修正の調整機構をどうするかとか、そこら辺で
もろもろ考えている最中です。
実現可能性でいったらほぼ目処が立ったのですが、
やはりアナログ回路周りを考えるのは、私には
難しいです。
色々情報を漁っていると、やっぱりChanさんの
ところとかが参考になりますね。これの回路図とか↓。
http://elm-chan.org/works/wcs/wcs_sch.png
まぁ、周波数が全然違うので入力段にオペアンプを、
しかもボルテージフォロアでかますことは多分無理
だと思うんですが、この回路図にはレンジ切替の機能が
ちゃんと載せられています。うーん。
それにしても、何故LF442Aなんてアンプを
選んだんだろう?入力耐圧か???ボルテージフォロア
での安定性?
(後日補記)
>AD9283の入力電圧範囲は1.024mVppなので、
>5V信号や3.3V信号を直接入れたら壊れて
>しまいます。
→5Vは確かに絶対定格を超えるので壊れますが、
3.3Vはデータシートに因ると壊れませんね。
よく読んだら、-0.5V~Vd+0.5Vとあるので、
例えば3.3V電源なら-0.5V~3.8Vの範囲内
なら(多分)壊れない範囲という意味かと。
まぁ、Vd、Vdd電圧内の電圧を入力して
壊れるICって言うのもあまり見かけないし…
問題は負電圧側。入力段にオペアンプを噛まして
しまうと、入力信号によっては-0.5V以下の電圧が
掛かる恐れが無くもない…
だからと言って、このオペアンプの帰還抵抗に
ツェナーダイオード付けるなどしてリミッタ回路
組んでも、MHzあたりではマトモにリミッタ
回路として動作するかは不明。
オペアンプの入力をオフセットしておいて、出力段に
ショットキダイオードと噛まして、ADコンバーター
にはプラス側の出力しか届かないようにすれば良いのかな?
うーん。よくわからん…
|
|
|
|
|
|