せっかく、「定本トランジスタ回路の設計」を手に入れた
ので、ある程度読破できたところで、ディスクリートの
オペアンプをブレッドボードで組んで実験をしてみる
ことにしました。
といっても、本の内容と全く同じ回路を組んでも
面白くないし、極力部品を省いた回路で高速に動く
オペアンプを作ってみようというのが当面の目標です。
定本の267ページや、wikipediaの”差動増幅回路”
の項、もしくは↓ここにもあるように、差動入力回路
http://www.riric.jp/electronics/design/opamp/understand-basic.html
に定電流回路を使わないものという方式が載っている
んですが、それにちょっと興味があったし、ブレッドボード
なら部品が少ない方が楽なので、まずはこれを試して
みることに。
反転増幅、非反転増幅で使って見ましたが、イマイチな
実験結果に。
反転のはずなのに反転しなかったり、増幅率どおりの
電圧が出なかったり、しまいには発振したり…
配線は何度も見直したんですけど、なぜか上手く行きません。
入力端子に入力する電圧の生成には可変抵抗を使って
電源電圧を分圧させているので、そのことが両入力端子の
インピーダンスを狂わせているのかなぁ?
でも、入力をバイポーラからJ-FETに換えてみても
似たようなもんだし…
もっと別の原因なのかなぁ…
テスター1個だけじゃ計測機器も不足だし、準備不足か?
いや、そもそも理解不足かな?
市販のオペアンプは、いとも簡単に動作してくれるのを
思い浮かべると、ディスクリートのオペアンプは
難しいものですねぇ。
まずは、動作確認済みとして公開されている回路を
きちんと動かしてみるのが先かな?
デジタル回路と違って、アナログ回路は「適当に繋げば
動く」というわけには行かないもんだなぁと思いました。
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